【定期】新メンバーfrom磯

今回、本当は「夜の磯も今シーズンは見納めだな…」という趣旨の文章にしようと思ったんですが
（冬場は夜の方が潮が引き、春分を迎えて昼間の方が潮が引くようになるので……）
来週の大潮までは夜の方が潮が引くことがわかり多分来週も夜に磯遊びするので、
普通に（先週夜と今週昼の）磯遊びで採集した定期報告のメンバー紹介といたします！



まずはイソクズガニと、前回拾ってくれば良かった～と言っていたブドウガイさん。

イソクズガニは見た目も動きもユーモラスでもう一度飼いたいとずっと思ってたのですが、
ここのところ夜の低潮帯での採集が多かったので、
この子みたいみたいな擬態するわ死んだふりするわの生体はなかなか見つけられず、
久しぶりの邂逅とあいなりました。ちなみに女の子です（カニは分かりやすくて良い）。
なお、イソクズガニにはツノダシイソクズガニという類縁種がいて、
実はそっちが多数派なのだそうですが、見分け方は全く分かりません（）
ブドウガイさんについては、今回採集に選んだ場所が良かったのか単に目が慣れたのか、
おびただしいという表現がふさわしいくらいの量が生息してましたｗｗ
グレープフルーツは「グレープのように沢山生る」のが名前の由来だそうですが、
ブドウガイもひょっとすると…？笑（水槽の中で見ると見た目もブドウっぽい気もしますが）



お次はイソカニダマシさん。（ちょっとプラケの歪みでわかりにくい…）

こう見えてもヤドカリだぜ！という物珍しさと（遭遇自体は二回目です）、
足がたくさん取れてしまってるのが可哀相で、ついつい保護。
磯でもどこでも常に石の裏に隠れているという鑑賞目的には全く推奨されない生体なのですが、
まあテッポウエビモドキも引きこもりだし……強く生き残ってくれさえすれば。
しかし翌日にはなけなしの片腕も外れて転がっているところが見つかってしまい、
生存できているかどうかも少々怪しい状態。生きてても隠れてて見つけられないけどな！！



そして、先週が夜の磯納めのつもりだったので、
今の内に夜にしか捕まえられない（というか捕まえる自信がない）ものを！
ということでサラサエビをお迎え。

（陰以外でなかなか撮れないのでフラッシュ焚きました。ゴメンネ）
幾度となく水合わせに失敗してきたこのサラサエビですが、
二匹持って帰ったうちの一匹が水合わせを見事生き延び、
換水もどこ吹く風という感じで、余裕そう。ただただ達成感。
実はやんちゃという話も教えてもらいましたが、小さいので多分大丈夫でしょうー…。
動きが他のスジエビ系やモエビ系のエビと全然違うのが楽しいです。



まだまだ続きます。
前回サツバツ水槽で跡形なく食べられてしまったハオコゼさんをリベンジ。

しばらくは隔離ケースに入れていたのですが、
とある生体のために水槽を立ち上げることにしたので、
そちらをセパレーターで分けて飼育することにしました。

その生体とは……！



イカ！（体長1cmちょっと、赤ちゃんかと思ったけどヒメイカの仲間っぽい）
磯遊びでイカ！！！　見つかるとは思ってなかった！！！！！
活き餌用のヨコエビコエビでも採るかーと思って海藻をガサってたらまさかの収穫。
エビでも魚でもない形状にしばらく理解が追いつきませんでした。
テンションが上がったあまりに通りがかりの家族連れに話かけそうになるのをこらえつつ、
これは飼うしかないと方法も確認せず持ち帰った後に調べたところ、
主に餌の問題で飼育が難しいようですが、まあウミウシよりは楽でしょ（楽観）
イカスミも隔離飼育でこのサイズならしばらくは……（フラグ）



あと小魚（メジナ？とここに写ってないアジ？）も
サツバツ水槽の方にちょいちょいと入れてみました。

（みなさん魚の写真撮るの上手いなーというのをピントの合わなさに痛感）
完全にドボンだったのですが、二日経ってもみんな元気そうです。
……タイワンガザミとベニツケガニ用の活き餌として入れたんですけどね！