書籍紹介(感想)


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まつやま 2017/03/23(木)23:07
初版が1991年で少し古いですが、
ガサ好きの人には興味を持って読んでもらえると思います。
当時の生態系を無視した河川改修の問題点と
環境保護の観点からどうあるべきかが実例とともに語られています。

ヨーロッパ諸国では、河川工学と生物学が一体となって
河川改修に取り組んでおり、河川環境保護の意識において、
日本がまだまだ後進国であると痛感させられます。
悲しいことに、現在の河川環境を取り巻く問題は、
1991年当時から何も変わっていないことにも気付かされました。

本著の中で、生態系に配慮した河川工事手段の好例として、
わたしの住む地域を流れる河川が紹介されていました。
今までまったく気付きもしませんでしたが、
大昔の改修で革新的な方法が採用されていたことに感心しました。

本著を一読いただくと、環境保護の意識はともかくとして、
周辺の川や池を見る目は変わってくるのではないでしょうか。

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[8]返信 まつやま さん まつやま 2017年3月25日
>>7
現代っ子達は、水辺で遊ぶ機会を失っているのかもしれません。
自然と触れ合う機会が少ないから自然の尊さを直に学べない、悪循環に陥りつつある気がします。

[7]返信 ぶー さん ぶー 2017年3月25日
二十数年前ですがよく父とハゼ釣りをした川が10年程前に護岸工事をしてしまい、すっかり釣れない川になってしまいました。さほど綺麗な川ではなかったですが、とても残念な事です。日本全国で同じような事が起きてるんでしょうねぇ、、、

[6]返信 まつやま さん まつやま 2017年3月25日
>>5
気の遠くなるほど長い年月をかけて多様化したある種の固有な遺伝情報が、たった1度の工事で永久に失われてしまうわけです。ほんの少しだけ配慮があれば、保存できた可能性があることを考えると、まさに勿体ない限りです。

[5]返信 もちもち さん もちもち 2017年3月25日
私の住む地域は伝統漁法があるので自然のまま残されている川辺がありますが所々なのでその他の用水路などは蚊帳の外といった感じです、川が多い地域なので水害に何度もあいながら工夫をしてきたわけで仕方のないことだったのかもしれませんが元々いた生き物がいなくなるのは勿体ないなとも思います。

[4]返信 まつやま さん まつやま 2017年3月24日
>>2
誰しも文明社会の恩恵を受けているわけですから、河川工事の結果、生態系に悪影響があるとわかっていて、それでもやむを得ずなら仕方ないと思います。
しかし、その場所にどのような生物がいるのか、まったく知られることもなく、知ろうとする意識すらなく、生態系ごと葬り去られるのは悲しいことですね。

[3]返信 まつやま さん まつやま 2017年3月24日
>>1
護岸の工法にもいろいろあるようです。
昔ながらの工法は自然に優しいのですが、
技術が継承されなくなりつつあるそうです。
古い改修河川であれば、比較的よい状態が
保たれているかもしれませんね。

[2]返信 iori さん iori 2017年3月24日
日本は昔から
細く少ない河川をいかに利用、改造して生活するかに尽力してきた国ですから
まず人が住めなければ、と
結果としてあまりに人間本意な河川改修になってしまっている側面があるのかもしれません。
(そのあたりも書かれてあるのかもしれませんね)

どの分野でも、問題の深刻さと解決案を提示する人物はいても
なかなか力も予算も回せず後回しになってしまうのは
・それを犠牲にしても優先したいことがあるから
(ほとんどの環境問題はこれですね)
・予算を出す側が重要視していないから、または
他に目下取り組むことが多すぎてそちらに回せないから
人間はエゴイストですが、エゴイストなりにどこでも割と必死ですから…

図書館でも歩くときに探してみようかと思いました。

[1]返信 てのひら さん てのひら 2017年3月24日
うちの近くは護岸されてるとこばかりでガサポイントあんまりないのが残念です(´・ω・`)

自分が気づいてないだけかもなんでこの本読んで勉強しますかねー^^

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