とうとうの話、今更の話
アクアユリウス
2017/07/10(月)23:25
昨年の6月初頭、我が家に最初にやってきたヤドカリのコタツさんですが、
飼育開始から1年と1ヶ月を迎えた先日、とうとうお亡くなりになったようです。
ヤドカリの死亡判定というのは実はなかなか難儀なものでして、
理由は脱皮殻が遺骸と見分けがつかない(小型の場合特に)からなのですが、
まず脱皮殻or遺骸が転がっていたこと、
そして元々住んでいたはずの殻に別のヤドカリが住み込んでいること、
他に住んでそうな貝殻が見当たらないこと、
数日経っても姿が現れないこと…といったことから、
まあ間違いないかなと判断しました。
数日前から脱皮準備をしていたのは知っていたので、
単に失敗してしまったか、脱皮中にちょっかいをかけられてしまったか、という感じでしょうか。
ヤドカリはそこまで長生きする生き物ではないので、
遠くない未来に死んでしまうというのは分かっていたわけですが、
最初のヤドカリにして1年以上飼っていたというもこともあり、
今まで飼ってきたどのヤドカリよりも思い入れがありまして、
小さい個体ではありましたが、喪失感は少々大きなものがあります。
今でも実はどこかにひっそり埋まって、ツノをピョコピョコしてるんじゃないかなー、
と期待しつづけてしまう程度には……。
つい一年前までホンヤドカリとヤドカリの違いすら知らなかった私が、
ヤドカリを10種類以上採集して楽しむようになったのも全て、
コタツをたまたま拾って飼いはじめたことがキッカケです。
ヤドカリの採集・飼育はもう立派な趣味になってしまったので、
これで止めるということはないと思いますが、
コタツ以上に思い入れのある子は現れないだろうなとも思ってしまいます。
そして大げさですが、湧いてくるのは喪失感と、
それと同じくらいの感謝の気持ちだったりもします。
しかし1年飼ったヤドカリでここまでなんだから、
もっと大きくて長生きする生き物でのロスは計り知れないんだろうなあ、
と思いがけず一つ人生経験を積むこととなりました。
さて、コタツさんは今までテナガツノヤドカリと紹介していましたが、
そう同定していたのは
・干潟にいる「ツノヤドカリ」
・イソギンチャクを手につけてない(トゲツノヤドカリとの違い)
・目元に模様が見当たらない(トゲトゲツノヤドカリとの違い)
というのが理由でした。
(手が長いとか模様の濃さが違うとかは正直分からん!!)
後は飼育当初はヤドカリの知識がなく、それっぽい種類としてたどり着けたのが
テナガツノヤドカリだけだったという事情もあったのですが、
確認のためにマクロレンズで撮った際には目元の模様が見当たりませんでしたので、
割と疑問なくテナガツノヤドカリと断定していました。
しかしながら、最初に上げた写真(先月カメラを新調して試し撮りしたものです)、
アップしてみると…
模様あるやん!! 小さいけど!!!
そして今更ながら同定に関して非常に参考になるページを見つけてしまい、
http://www.1023world.net/city/eiji/review-1274240858
コタツさんの特徴がことごとくトゲトゲツノヤドカリの方に当てはまるので(特に体色)、
どうやらテナガツノヤドカリではなくトゲトゲツノヤドカリなのかもしれない、
と一年越しになってしまったのでした。
カメラの解像度大事ですね……。
今度の大潮は干潟に行って、両方を探してみようかな。
いつも以上にまとまりのない文章で失礼いたしました。
飼育開始から1年と1ヶ月を迎えた先日、とうとうお亡くなりになったようです。
ヤドカリの死亡判定というのは実はなかなか難儀なものでして、
理由は脱皮殻が遺骸と見分けがつかない(小型の場合特に)からなのですが、
まず脱皮殻or遺骸が転がっていたこと、
そして元々住んでいたはずの殻に別のヤドカリが住み込んでいること、
他に住んでそうな貝殻が見当たらないこと、
数日経っても姿が現れないこと…といったことから、
まあ間違いないかなと判断しました。
数日前から脱皮準備をしていたのは知っていたので、
単に失敗してしまったか、脱皮中にちょっかいをかけられてしまったか、という感じでしょうか。
ヤドカリはそこまで長生きする生き物ではないので、
遠くない未来に死んでしまうというのは分かっていたわけですが、
最初のヤドカリにして1年以上飼っていたというもこともあり、
今まで飼ってきたどのヤドカリよりも思い入れがありまして、
小さい個体ではありましたが、喪失感は少々大きなものがあります。
今でも実はどこかにひっそり埋まって、ツノをピョコピョコしてるんじゃないかなー、
と期待しつづけてしまう程度には……。
つい一年前までホンヤドカリとヤドカリの違いすら知らなかった私が、
ヤドカリを10種類以上採集して楽しむようになったのも全て、
コタツをたまたま拾って飼いはじめたことがキッカケです。
ヤドカリの採集・飼育はもう立派な趣味になってしまったので、
これで止めるということはないと思いますが、
コタツ以上に思い入れのある子は現れないだろうなとも思ってしまいます。
そして大げさですが、湧いてくるのは喪失感と、
それと同じくらいの感謝の気持ちだったりもします。
しかし1年飼ったヤドカリでここまでなんだから、
もっと大きくて長生きする生き物でのロスは計り知れないんだろうなあ、
と思いがけず一つ人生経験を積むこととなりました。
さて、コタツさんは今までテナガツノヤドカリと紹介していましたが、
そう同定していたのは
・干潟にいる「ツノヤドカリ」
・イソギンチャクを手につけてない(トゲツノヤドカリとの違い)
・目元に模様が見当たらない(トゲトゲツノヤドカリとの違い)
というのが理由でした。
(手が長いとか模様の濃さが違うとかは正直分からん!!)
後は飼育当初はヤドカリの知識がなく、それっぽい種類としてたどり着けたのが
テナガツノヤドカリだけだったという事情もあったのですが、
確認のためにマクロレンズで撮った際には目元の模様が見当たりませんでしたので、
割と疑問なくテナガツノヤドカリと断定していました。
しかしながら、最初に上げた写真(先月カメラを新調して試し撮りしたものです)、
アップしてみると…
模様あるやん!! 小さいけど!!!
そして今更ながら同定に関して非常に参考になるページを見つけてしまい、
http://www.1023world.net/city/eiji/review-1274240858
コタツさんの特徴がことごとくトゲトゲツノヤドカリの方に当てはまるので(特に体色)、
どうやらテナガツノヤドカリではなくトゲトゲツノヤドカリなのかもしれない、
と一年越しになってしまったのでした。
カメラの解像度大事ですね……。
今度の大潮は干潟に行って、両方を探してみようかな。
いつも以上にまとまりのない文章で失礼いたしました。
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[13]返信
ヤドカリジャパン
2017年7月16日
うちもテナガかトゲトゲかわからなくなる時あります〜! テナガだとは思ってるんですが、眼の付け根が黒いので それがホクロ模様に見える日もあったり… 照明・乾燥エビなしの時期は、特にお腹側が青っぽく見えたりもしました。 (今は脱皮後を除いて全体的に黄味がかってます。) また砂地ヤドカリの新人さんが来たら、 それこそ楽しみに拝見させて頂きます〜!!(^^がんばりま〜す! |
[12]返信
アクアユリウス
2017年7月15日
再度コタツさんの写真を振り返ってみたところ、模様があったりなかったり、色も黄色かったり青っぽかったりとよく分からなくなってきたので判断を保留にしてみます。 |
[11]返信
アクアユリウス
2017年7月14日
>>7 コリだらス さん いやいや、一年とは言っても採集にばかりかまけてたので、アクアの知識は本当に全然です笑 ただ、この子のためにマリンアクアリウムのマの字から勉強しはじめて、初めての経験ばかりを一緒に過ごしてきたので本当に思い入れは格別でした。 >>8 ヤドカリジャパン さん ありがとうございます。 参考になる飼育記録も今後お見せできたらなと思ってたんですが、残念ながらできませんでした。 (そもそも当初とは別種なのが判明してしまったわけですが…) また今度採集に行ってお迎えしようと思うので、一緒に飼育頑張っていきましょう! |
[10]返信
アクアユリウス
2017年7月14日
>>5 chirikuwa さん ヤドカリって貝殻が大きくても身体は意外と小さいんですよね。抜け殻なんかもすぐなくなっちゃいますし…。 最初が干潟だったのと去年の夏場はあまり採集してないので実は一年も遊んでないんですが、これだけしょっちゅう遊んでても知らないことだらけで、まだまだ未熟ですよ~。 1.023worldはヤドカリストの方のページなんで自分はそっちで大いに参考にしてるんですが、アクアリウム関連もすごいですよね! >>6 六花 さん 死骸を死骸と判別しきれないのは結構しんどいですね。 また、うちはヤドカリに限らず小さくて隠れるのが上手い生体が多いので、いなくなってもしばらく諦めきれないことがしばしばあります… 逝った先でものんびりやってくれてるとうれしいですね。ありがとうございます。 |
[9]返信
アクアユリウス
2017年7月14日
みなさまコメントありがとうございます。 >>1 もちもち さん ペット飼ってる方はみなさんこの気持ちを乗り越えてると考えるとすごいなと思うと同時、それだけ愛着があるから乗り越えられてるんだろうなとも感じます。 ともかく今後は、今飼ってる子とこれからの新しい出会いを大切にしたいですね。 >>2 てのひら さん いやいや、今でも新しい発見ばかりで、まだまだだなと日頃から思うばかりです。 写真の大切さは今回痛感したので、新調したカメラでこまめに撮っておきたいですね。 >>3 えびちり さん どんなに小さくて普通な種でも、やっぱり初めての子は替わるものがないんだなと今回痛感しました。 脱皮は毎回命がけみたいですからね~。自分は複数匹飼ってるのもあって感覚が麻痺気味なんですが、亡くしてしまうとそのことに気付かされます。 |
[8]返信
ヤドカリジャパン
2017年7月13日
長く一緒に過ごした大事なコタツさん、つらいですね。。 アクアユリウスさんに見てもらった水槽生活、 きっとコタツさんにとっては、とても快適だったと思います。 貴重な写真が見れてありがたかったです! |
[7]返信
コリだらス
2017年7月12日
1年とは驚きました(><) 私はもう少々アクアしてますがそんな深い知識はありません… 濃密な1年だったんだろうなと思うとそれと同じ時間を過ごしたヤドカリにはかなり思い入れがあるだろなと(T-T) |
[6]返信
六花
2017年7月12日
ヤドカリさんて亡くなってもすぐにはわからないんですね。 目の前で死なれるよりはショッキングさはないかもですが、なんだかとても寂しいですね。 ご冥福お祈りします。 |
[5]返信
chirikuwa
2017年7月12日
ヤドカリって忽然といなくなってしまうような気がしますね。何日も同じとこにいるなーと思ったら中身がいなくなっていたり・・・。 というか磯に手を出して1年だったんですか!1年とは思えない知識量ですね・・・。 1.023worldは色々と為になる記事が多いですよね!私もよく覗いています(笑) |
[3]返信
えびちり
2017年7月11日
やっぱり最初に飼った子は特別ですよね、うちはザリガニですがやはり脱皮の兆候が出ると構えてしまいます(´・ω・) もしかしたら本当にどこかに隠れていて、ひょっこり出てきたりしないですかね~ |
[2]返信
てのひら
2017年7月11日
1年でこの知識と集めた種類に驚きですΣ(・ω・ ) 写真は大事ですねぇ |
[1]返信
もちもち
2017年7月11日
コタツさんがいないとさぞかし淋しいでしょうね、特別な愛着がある子っていますよねその気持ちよくわかります。。コタツさんには適わないでしょうけれど又良い出会いがあるといいですね |