新しい照明買いました!後編
chirikuwa
2017/08/15(火)23:45
後編では照明器具としての性能を見ていきます。
細かい仕様の画像はHPから拝借してきます。
まずは今まで使っていたHydra HDのスペクトル。
http://www.aquaillumination.com/lighting/hydra/
全灯時のスペクトルですので弄ればもちろんスペクトルは変わってきます。
こちらがRadion G4 proです。
http://radion.ecotechmarine.com/
こちらも全灯時なので、このまま使うわけではありません。私はいつも460nmあたりのとんがった部分を減らして使用します。
この二つを比較すると、
全く同じじゃないか!と言いたいところだと思いますが・・・私も言いたいです(笑)
でも、実は少し違うんですね。
400nmあたりのピークをよーく見てみるとわかるのですが、Hydra HDの方は400nmあたりにピークがあるのに対し、Radion G4 proは420nmあたりにピークがあります。
これは、RadionがUVLEDとして420nmを採用している為に起こる差なのですが、420nmって厳密にはUVではないのでなぜ420を採用したのか全くの謎です(笑)
それと、Hydra HDには一番大きなピークの右に少し小さいピークがあるのですが、Radion G4 proの方にはありません。これはおそらくRadionの460nmが強すぎる為に潰れてしまっているのだと思います。暖色系白色LEDを追加した弊害かな?
まぁ、この辺りは調整すれば問題はないでしょう。
ではRadion G4の優秀な点は一体どこなのか。
一つはそのパワフルさですね。1機で190wはやはりつよいです。
そしてもう一つはレンズの差です。
こちらがHydra HDのレンズ、表面から見てもわかりませんが、奥行きがあるレンズで表面には光を分散させる加工が施されています。
こちらはRadion G4、砲弾型のレンズです。
この形が光の分散にかなり効くみたいです。
詳しいことはHPに書いてありますので割愛するとして、この分散性能が実はかなり重要です。
例えば私が昔使っていたとあるLED。
90wのLEDで、中央部に10w駆動の複合LEDが付いています。これの真下があまりにも強すぎる為に、そこに配置したサンゴがことごとく死ぬデススポットと化してしまいました。
また、より広範囲をフラットに照らすことができるのでサンゴの育成にムラが出にくくなったり、影ができにくくなったりと、分散性能の高いレンズは何かとメリットが多いです。
せっかくなのでHydra HDとRadion G4 HDを並べて比較してみます。
一眼の条件を全くいじらずに、照明のみを変えて撮影。
こちらがHydra HD
手前方が影になってるのがわかると思います。
こちらがRadion G4 pro
パワーが全然違うのでわかりにくいですが、まぁ少しマシかなというのがわかると思います。
ちなみに鑑賞時にはこの影はほぼ目立ちません。目立たないように配置しますからね・・・。
ではなぜ影を気にするのかというと、以下のような理由があります。
こちらのミドリイシ、光が十分に当たっている面は綺麗なのですが・・・
光が当たっていなかった箇所はこのように蛍光が載っていません。
これを結構嫌がって、みんな少しでも分散性能の良い照明を使いたがります。海外でT5蛍光灯が主流なのは、もともと乱反射し分散性能の良い蛍光灯な上に大量に並べる為ほぼ影ができない為でしょう。
私はLEDにこだわっているので、Radionに変えて少しでも改善されればなーと思っています。
そんなこんなでRadionでした!ちょっとRadion買ってみよっかなーなんて思っている方がいれば、参考にしていただければと思います!
Radion XR15FWという水草モデルもあるので、海水をやっていないアクアリストでもシステムLED、いいと思いますよ!
ちなみに我が家ではGrassyと併用することにしました。
マメスナの育成にはGrassyよりHydra HDの方が効果的だったという話をちょこちょこ聞きまして、選手交代です。
最後に定期報告ハマサンゴを・・・。
なんか好きなんですよね、ハマサンゴ。最近はさらにフサフサになってきていい感じです。
細かい仕様の画像はHPから拝借してきます。
まずは今まで使っていたHydra HDのスペクトル。
http://www.aquaillumination.com/lighting/hydra/
全灯時のスペクトルですので弄ればもちろんスペクトルは変わってきます。
こちらがRadion G4 proです。
http://radion.ecotechmarine.com/
こちらも全灯時なので、このまま使うわけではありません。私はいつも460nmあたりのとんがった部分を減らして使用します。
この二つを比較すると、
全く同じじゃないか!と言いたいところだと思いますが・・・私も言いたいです(笑)
でも、実は少し違うんですね。
400nmあたりのピークをよーく見てみるとわかるのですが、Hydra HDの方は400nmあたりにピークがあるのに対し、Radion G4 proは420nmあたりにピークがあります。
これは、RadionがUVLEDとして420nmを採用している為に起こる差なのですが、420nmって厳密にはUVではないのでなぜ420を採用したのか全くの謎です(笑)
それと、Hydra HDには一番大きなピークの右に少し小さいピークがあるのですが、Radion G4 proの方にはありません。これはおそらくRadionの460nmが強すぎる為に潰れてしまっているのだと思います。暖色系白色LEDを追加した弊害かな?
まぁ、この辺りは調整すれば問題はないでしょう。
ではRadion G4の優秀な点は一体どこなのか。
一つはそのパワフルさですね。1機で190wはやはりつよいです。
そしてもう一つはレンズの差です。
こちらがHydra HDのレンズ、表面から見てもわかりませんが、奥行きがあるレンズで表面には光を分散させる加工が施されています。
こちらはRadion G4、砲弾型のレンズです。
この形が光の分散にかなり効くみたいです。
詳しいことはHPに書いてありますので割愛するとして、この分散性能が実はかなり重要です。
例えば私が昔使っていたとあるLED。
90wのLEDで、中央部に10w駆動の複合LEDが付いています。これの真下があまりにも強すぎる為に、そこに配置したサンゴがことごとく死ぬデススポットと化してしまいました。
また、より広範囲をフラットに照らすことができるのでサンゴの育成にムラが出にくくなったり、影ができにくくなったりと、分散性能の高いレンズは何かとメリットが多いです。
せっかくなのでHydra HDとRadion G4 HDを並べて比較してみます。
一眼の条件を全くいじらずに、照明のみを変えて撮影。
こちらがHydra HD
手前方が影になってるのがわかると思います。
こちらがRadion G4 pro
パワーが全然違うのでわかりにくいですが、まぁ少しマシかなというのがわかると思います。
ちなみに鑑賞時にはこの影はほぼ目立ちません。目立たないように配置しますからね・・・。
ではなぜ影を気にするのかというと、以下のような理由があります。
こちらのミドリイシ、光が十分に当たっている面は綺麗なのですが・・・
光が当たっていなかった箇所はこのように蛍光が載っていません。
これを結構嫌がって、みんな少しでも分散性能の良い照明を使いたがります。海外でT5蛍光灯が主流なのは、もともと乱反射し分散性能の良い蛍光灯な上に大量に並べる為ほぼ影ができない為でしょう。
私はLEDにこだわっているので、Radionに変えて少しでも改善されればなーと思っています。
そんなこんなでRadionでした!ちょっとRadion買ってみよっかなーなんて思っている方がいれば、参考にしていただければと思います!
Radion XR15FWという水草モデルもあるので、海水をやっていないアクアリストでもシステムLED、いいと思いますよ!
ちなみに我が家ではGrassyと併用することにしました。
マメスナの育成にはGrassyよりHydra HDの方が効果的だったという話をちょこちょこ聞きまして、選手交代です。
最後に定期報告ハマサンゴを・・・。
なんか好きなんですよね、ハマサンゴ。最近はさらにフサフサになってきていい感じです。
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[8]返信
chirikuwa
2017年8月23日
>>6 コロネーゼ さん やっぱ明るいですね!定価が諭吉さんでサッカーチーム組めるくらいするだけのことはあります(笑) やっぱ明るいと違うなーってなりますね! >>7 みやや さん こないだ八潮のショップに実機がありましたが、かなり良さそうでしたよ!値段も良いのが玉に瑕ですが・・・。 |
[7]返信
みやや
2017年8月22日
水草用のタイプもあるんですね! それだけ細かい設定出来るならライティングで好みの彩りに微調整出来そうですね♪ |
[6]返信
コロネーゼ
2017年8月18日
発色が違ってくるんですね~ 素人過ぎてすごいとしか言えないんですが(笑)明るくて綺麗に見えますね! |
[5]返信
chirikuwa
2017年8月16日
>>4 Hanekko さん そうなんですよー。サンゴの蛍光タンパクは特定の波長の強度によって生成量が変わってくるんです。特に浅い場所に生息するサンゴは近紫外線以下の波長がないと飼育自体が困難ですからね(笑) ただ、光だけよければいいわけでもないので難しいところです・・・。 |
[4]返信
Hanekko
2017年8月16日
こだわるのは、発色に影響でるからなんですね~。やっと照明マニアの理解が少し出来ました(笑) |
[3]返信
chirikuwa
2017年8月16日
>>1 もちもち さん 楽しみです!多分週末には少し変化が出るんじゃないかなぁなんて思ってます(笑) >>2 ぽんしゃぶ さん そうなんですよねぇ、LEDもKRシリーズのように大量に並べて水槽上部を覆い尽くせばかなり改善されるんでしょうけど、値段と故障率がエライことになりますからね。KRが壊れやすいと言われているのはそのあたりかなーなんて思います。球1つ断線すると同系統で制御しているものは全てつかなくなってしまいますからね。新型では改善されてるとは思いますが・・・。 660nmの赤は完全に植物向け波長ですが、議論の的ではありますね。引潮の際に陸に出てしまうような浅場にいるサンゴもいますし、何かしら寄与している可能性はぬぐいきれません。 水草用、前にヤフオクで1万くらいで出てたんですが見送りました(笑)良さそうですよ! |
[2]返信
ぽんしゃぶ
2017年8月15日
LEDは光が直線的ですもんねぇ・・・ ガチ勢はみんなT5のイメージだったんすけど、そういう理由だったんすねぇ! 660nmあたりが出てますけど、浅場だとこの辺の波長が必要なんすかね? 水草用のRadionなんてあるんすねw |
[1]返信
もちもち
2017年8月15日
明るいぃぃ(*´∀`*)生き物たちの変化が楽しみですね~ハマサンゴは相変わらずカラフル綺麗(*´ェ`*)フワフワモコモコですね |