閑話休題 -闘う魚-
cory-paradise
2017/11/10(金)17:16
Moi! こんにちは、cory-paradiseです。
今回はみんな大好きベタのお話しです。
見た目の美しさはもちろん、人懐こく愛嬌のあるベタは熱帯魚の中でもかなりの人気者ですね。
ベタには様々なバリエーションがあることが知られています。
ハーフムーンやデルタテール、あるいはクラウンテールといった優雅で長いヒレを持つ種が人気も高く、飼育している方も多いことでしょう。そして、どちらかと言うとマイペースでコミカルなイメージが定着していますが、実は意外な一面があるのです。
ベタの原産国タイでは闘魚(とうぎょ)と呼ばれ、ベタのオス同士を闘わせるギャンブルが大変人気です。そういった文化や娯楽を背景に、より強い個体を目的として改良された種が存在します。
それがプラガットです。
※「プラカット」と濁点無しの表記もありますが、私はプラガットの方が好きなので記事内表記を統一させて頂きます。
ワイルドさを残した筋肉質で体幹のしっかりした体形。そして想像以上に高い攻撃力。
プラガットはまさに闘うために選ばれた「漢(おとこ)の中の漢」なのです。
とは言え、日本では闘魚は行われていません。安心して下さい。闘わせませんよ。
むしろ日々改良が進化しているベタの世界では、プラガットも新しい個体が次々と輸入されてきており、観賞魚としての話題も豊富です。その中で比較的新しく、現在もプラガット愛好家達を賑わせているのはこの2種ではないでしょうか?
ダンボプラガット
ベールのような光沢のある白色を胸ビレに乗せた個体を指します。
現在は胸ビレをさらに伸長させた個体が主流になってきていますが、正面から見ると・・・、うん、まぁ、名前の由来になったディ〇ニーキャラクターに見えなくもないですね。
そもそも魚に象の名前つけるセンスがどうかと思いますが・・・
もともと、ベタの胸ビレは透明な場合が多く個体によって若干色が付いている程度でしたし、胸ビレが伸長した個体を見かけることもほとんど無かったと思います。
初登場は2010年頃だったかと思いますが、その後数年でカラーバリエーションはもちろん、ハーフムーン・ダンボなる個体まで登場した時は、本当に驚いたものです。
もう1種はこちら。
KOIプラガット
マーブルと呼ばれるカラー系統から錦鯉のような色合いをした個体を指します。
もちろん色合いが似ているだけでなく、錦鯉と同様に上見(魚を上から見て色合いや体形を楽しむこと)が美しく表現されていることも重要なポイントです。
どうでしょう? 錦鯉っぽく見えますか?写真の子は決して高いグレードではありません
初登場は2013年頃かと思いますが、正直なところ魅力は感じませんでした。
だって、ベタなのにコイって・・・。
しかも、良く見れば普通にマーブルなのに値段高すぎでしょう・・・。
どうせ飼ってるうちに色も変わるんだし・・・。
とゆう感じで斜に構えて見ていたのですが、次第に流通が安定し、価格もそれなりに落ち着くようになると驚くようなグレードの高い個体がSHOPで見かけるようになり、(買えないけどね)また、グレードは低くても良好な個体が出回るようになると、第一印象はどこへやら、すっかり受け入れてしまっておりました。
あ、そうそう、ダンボプラガットとの胸ビレの違いがわかるよう正面顔も載せておきます。
写真の子は行きつけのSHOPでブリードした子を格安で譲って頂きました。
そして連れ帰った初日に飛び出し事故を起こし、幸い気付いたのが早くて事なきを得ましたが、その後も血気盛んな若者に育っています。
ちなみに、事故の第一発見者はこの子です。
「熱帯魚の入門種」「初心者向け」などと、やたらと簡単に飼育出来るイメージが定着してしまったベタですが、それはそれでアクアリウムの垣根を下げることに貢献してくれていると思います。
しかし、終いには「コップでも飼える」とか宣伝文句が付いてコンビニのレジ横に置かれている姿を見かけると、涙がちょちょ切れそうになります。
ベタは掛け値なしに素晴らしい熱帯魚です。もちろんどの熱帯魚も素晴らしいですが、これほど知名度も高く、身近で、しかも愛されているのはベタ以外にいないでしょう。
飼育方法や繁殖など、まだまだ奥深い面がたくさんありますし、「プラガットはいいぞ!」と単純に色々と語りたいこともありますが、それはまた今度。今回は紹介程度に留めておきます。
それではまた。Moimoi!
今回はみんな大好きベタのお話しです。
見た目の美しさはもちろん、人懐こく愛嬌のあるベタは熱帯魚の中でもかなりの人気者ですね。
ベタには様々なバリエーションがあることが知られています。
ハーフムーンやデルタテール、あるいはクラウンテールといった優雅で長いヒレを持つ種が人気も高く、飼育している方も多いことでしょう。そして、どちらかと言うとマイペースでコミカルなイメージが定着していますが、実は意外な一面があるのです。
「名は体をあらわす」って言うけど、そのまんまやん!
ベタの原産国タイでは闘魚(とうぎょ)と呼ばれ、ベタのオス同士を闘わせるギャンブルが大変人気です。そういった文化や娯楽を背景に、より強い個体を目的として改良された種が存在します。
それがプラガットです。
※「プラカット」と濁点無しの表記もありますが、私はプラガットの方が好きなので記事内表記を統一させて頂きます。
ワイルドさを残した筋肉質で体幹のしっかりした体形。そして想像以上に高い攻撃力。
プラガットはまさに闘うために選ばれた「漢(おとこ)の中の漢」なのです。
とは言え、日本では闘魚は行われていません。安心して下さい。闘わせませんよ。
むしろ日々改良が進化しているベタの世界では、プラガットも新しい個体が次々と輸入されてきており、観賞魚としての話題も豊富です。その中で比較的新しく、現在もプラガット愛好家達を賑わせているのはこの2種ではないでしょうか?
ダンボプラガット
ベールのような光沢のある白色を胸ビレに乗せた個体を指します。
現在は胸ビレをさらに伸長させた個体が主流になってきていますが、正面から見ると・・・、うん、まぁ、名前の由来になったディ〇ニーキャラクターに見えなくもないですね。
そもそも魚に象の名前つけるセンスがどうかと思いますが・・・
もともと、ベタの胸ビレは透明な場合が多く個体によって若干色が付いている程度でしたし、胸ビレが伸長した個体を見かけることもほとんど無かったと思います。
初登場は2010年頃だったかと思いますが、その後数年でカラーバリエーションはもちろん、ハーフムーン・ダンボなる個体まで登場した時は、本当に驚いたものです。
もう1種はこちら。
KOIプラガット
マーブルと呼ばれるカラー系統から錦鯉のような色合いをした個体を指します。
もちろん色合いが似ているだけでなく、錦鯉と同様に上見(魚を上から見て色合いや体形を楽しむこと)が美しく表現されていることも重要なポイントです。
どうでしょう? 錦鯉っぽく見えますか?写真の子は決して高いグレードではありません
初登場は2013年頃かと思いますが、正直なところ魅力は感じませんでした。
だって、ベタなのにコイって・・・。
しかも、良く見れば普通にマーブルなのに値段高すぎでしょう・・・。
どうせ飼ってるうちに色も変わるんだし・・・。
とゆう感じで斜に構えて見ていたのですが、次第に流通が安定し、価格もそれなりに落ち着くようになると驚くようなグレードの高い個体がSHOPで見かけるようになり、(買えないけどね)また、グレードは低くても良好な個体が出回るようになると、第一印象はどこへやら、すっかり受け入れてしまっておりました。
あ、そうそう、ダンボプラガットとの胸ビレの違いがわかるよう正面顔も載せておきます。
写真の子は行きつけのSHOPでブリードした子を格安で譲って頂きました。
そして連れ帰った初日に飛び出し事故を起こし、幸い気付いたのが早くて事なきを得ましたが、その後も血気盛んな若者に育っています。
ちなみに、事故の第一発見者はこの子です。
あとがき
「熱帯魚の入門種」「初心者向け」などと、やたらと簡単に飼育出来るイメージが定着してしまったベタですが、それはそれでアクアリウムの垣根を下げることに貢献してくれていると思います。
しかし、終いには「コップでも飼える」とか宣伝文句が付いてコンビニのレジ横に置かれている姿を見かけると、涙がちょちょ切れそうになります。
ベタは掛け値なしに素晴らしい熱帯魚です。もちろんどの熱帯魚も素晴らしいですが、これほど知名度も高く、身近で、しかも愛されているのはベタ以外にいないでしょう。
飼育方法や繁殖など、まだまだ奥深い面がたくさんありますし、「プラガットはいいぞ!」と単純に色々と語りたいこともありますが、それはまた今度。今回は紹介程度に留めておきます。
それではまた。Moimoi!
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[15]返信
cory-paradise
2017年11月12日
>>7 みやや さん 男が惚れる漢ですね。ベタやアピストのように小型水槽を複数置いて飼育するスタイルもやってみたいと思ってます。かなりの力量がないと難しいですけどね。 |
[14]返信
cory-paradise
2017年11月12日
>>6 えびちり さん 寒くなってきたので寝るときは私の頭の上に乗ってきます。邪魔可愛いです(笑)いや本当にネーミングだけはなんとかならないものでしょうか(笑)プラガットは言うなれば古代ローマの剣闘士ですが、ダンボは胸ビレが大きく伸長するので優雅さもありますね。オススメです。 |
[12]返信
cory-paradise
2017年11月12日
>>5 淡水 さん ホームセンターで売ってるベタは本当に劣悪な環境が多いですよね。胸が痛くなります。またインベリスの続報楽しみにしています。ウチもそろそろスマラグディナをペアリングさせようかな。 |
[11]返信
cory-paradise
2017年11月12日
>>4 もちもち さん 今では青系のサムライブルー、黄色系のタイガーなんてのまでいますよ(笑)品種改良は歓迎ですが、ネーミングセンスがねぇ。単色系のプラガットは原種に近い体型で、より迫力ありますよ。 |
[10]返信
cory-paradise
2017年11月12日
>>3 riparian さん いやはや、おっしゃるとおりです。決してインテリア感覚では飼育できないのに、どこでどう間違ったのでしょうね。コイベタはよく懐きますよ。その辺も鯉に似たのですかね? |
[9]返信
cory-paradise
2017年11月12日
>>2 どぶがい さん お、恐ろしい。相手が戦闘不能になるまで徹底的に闘うらしいですね。プラガットのジャンプ力はベタの中では随一でょう。 |
[8]返信
cory-paradise
2017年11月12日
>>1 umiumi さん 呼ばれて振り返ったところを撮りました。猫って視野の焦点が合う直前は黒目が大きくなってて大きくなってて可愛いです。 |
[7]返信
みやや
2017年11月12日
プラガットのフォルムと強さは惚れますね! どうしても飼育環境的に水槽を分けたりなのでまだまだあれもこれもと欲を伸ばしてるうちは我慢してます。 アピストやベタを飼育する日はいずれ来たら楽しみたいですね♪ |
[6]返信
えびちり
2017年11月11日
可愛い第一発見者さん!(*´ω`*) たしかに「鯉ベタダンボ」とかもうなんの生き物だよっwてなりますね…ww ダンボは実際泳いでいるところを見ると連れ帰りたくなる衝動を抑えるのに必死ですwかわいいですね~♡ 混泳できたらな~と思いますが、死ぬまで戦うというワイルドさや闘魚という響きもかっこよくって好きです(´ω`*) |
[5]返信
淡水
2017年11月11日
改良品種のベタはホムセンにも普通にいるくらいですが、飼育環境は酷いものが多くてやるせないですね(涙) 私はワイルドベタを一種しか飼っていない者ですがフレアリングやペアリング、産卵、育児と見所満載で飼育のし甲斐があるところが魅力的ですね♪ |
[4]返信
もちもち
2017年11月10日
鯉ベタはカラフルでいいなぁ(*´∀`*)プラガットも飼ったことないのですが迫力ありますね~でもダンボちゃんはかわいいw |
[3]返信
riparian
2017年11月10日
ベタって簡単に飼えるって思われがりですが飼育者の方達の日記などを見ると普通に難しいのでは?という気がしています 私も鯉ベタは初めて見たときはそうでもなかったですが最近ショップで見るとその可愛さに妙にそそられちゃうんですよね |
[2]返信
どぶがい
2017年11月10日
本に載っていた知識ですが、 噛み合ったまま死ぬほどに 闘争心が強いみたいです。 アナバス類は 跳びだしが怖いですよね 助かって何より(^^)v |
[1]返信
umiumi
2017年11月10日
事故の第一発見者に惚れた・・(´∀`*)ポッ |