コリドラスの繁殖を考える②
cory-paradise
2017/12/06(水)12:12
この記事は『熱帯魚なめんな!』様に投稿したcory-paradiseのコメントを編集しています。
また、文中で『熱帯魚なめんな!』様が作成された文章を引用しています。
投稿した記事はこちら⇒“コリドラスの繁殖をしよう!産卵から稚魚の育成まで!”http://xn--q9ja2e8c2581adqyab74d.com/2016/10/17/%E3%82%B3%E3%83%AA%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%81%AE%E7%B9%81%E6%AE%96%E3%82%92%E3%81%97%E3%82%88%E3%81%86%EF%BC%81%E7%94%A3%E5%8D%B5%E3%81%8B%E3%82%89%E7%A8%9A%E9%AD%9A%E3%81%AE%E8%82%B2%E6%88%90/
cory-paradiseは『熱帯魚なめんな!』を応援しています。
Moi! こんにちは。cory-paradiseです。
今回は冒頭でお断りさせて頂いたとおり、私のオリジナルの文章ではありますが二番煎じです。
まことに恐縮ですが、ご了承のほどよろしくお願いします。
さて、繁殖シーズンに突入し、育児録も掲載させて頂いておりますが、少しばかり思うところもありまして記事にさせて頂きました。
こういったお話はお嫌いな方もいらっしゃるかと思います。
もしお付き合い頂けましたら、様々なご意見をお聞かせ頂けると大変嬉しく思います。
では、かしこみかしこみ本題に参りませう。
コリドラスの繁殖について、私なんかでもたま~に質問されることがあります。
そうゆう時は決まって「繁殖に適した健康な親魚を飼育すること」って答えます。
ですが、大概は「はぁ?」って顔をされてしまいます。
おそらく技術的な「コツ」とかを期待して聞いているのでしょうから、その気持ちもわからないこともないのです。
しかし、敢えて言おう。繁殖は愛だと!うん。
-ちゃんと幸せかい?-
実際にコリドラスは繁殖例も多いですよね。
しかしそれは、コリドラスにとってより良い環境で飼育することの延長にあるものであって、そこをすっ飛ばしてのコツなどあり得ないのだと受け止めてほしいのです。
繁殖可能な成体に育てることは人間の努力次第で可能なことですが、繁殖自体はコリドラスの自然な行動ですよね。それにアクアリウムって経験から身につく感覚的なことが多いですから、そういったことを伝えるのは単純に難しいのです。
だからと言って繁殖は難しいのかと言うと、そうでもない。
ならば簡単かと言うと、それも違う。
一概に言えないからこそ悩ましいものです。
ただ、もう一度言いますが「繁殖に適した健康な親魚を飼育すること」少なくともこれは真理ではないかと思うのです。
もちろん、駄目ではありません。でもちょっと考えてみて下さい。
繁殖はアクアリウムの中での一つのカテゴリではありますが、幾つもあるアクアリウムのジャンルから必ずしも結びつくものではないですよね。
つまり、交尾⇒産卵⇒孵化⇒育児とゆう流れを想定していない環境では結果を出すのは難しくなる訳です。
否定するわけではありませんが、例えばADAさんのネイチャーアクアリウムは芸術の域まで達したアクアリウムの最高峰ジャンルと言えます。
しかし、その水槽で繁殖を行うとしたら様々な弊害が発生するでしょう。
って言うか、苦労してつくったレイアウト水槽が卵まみれになっていたら天野さんはどんな顔するのでしょうね?
多種多様な熱帯魚の中には、こういった水槽でも繁殖可能な個体はいるでしょうが、以前にも触れましたように繁殖は産卵で終わりではありません。
少なくとも繁殖とゆう結果を求めるのであれば、産まれてくる命にとって天敵だらけな水槽では安全とは言えないですよね。十人十色とは思いますが、どこまで新しい命の誕生と成長に携わるのかを覚悟してやり遂げる努力をすることが、アクアリウムにおける繁殖ではないかと考えています。
-「オレ達、卵食べてないよな?」「う、うん・・・」-
個人が持てる水槽は限りがあります。あなたの水槽が繁殖に適しているかどうか?
それを今一度見つめ直してみて下さい。
何が正解か、どれが正しいかわからないことも多いアクアの世界で、そうやって自分の考えをしっかり持つことも大事な気がしたよ。でもその考えだけに縛られてもいけないから難しいよね。
※『熱帯魚なめんな!』ホストキャラクター根黒ぷれ子さんのお言葉から引用
まさに核心をつくお言葉だと思います。
柔軟に考えられないと緊急時に対応出来なかったり、そもそもアクアリウムが楽しくなくなってしまうでしょうね。
初心者でもベテランでも、みんなアクアリウムに色々な夢を託しているからこそ自分だけの水槽で、水草が繁り、お気に入りの魚たちが元気に泳ぎ回って繁殖までしてくれたら幸せだなぁって思う訳で、そこを押さえつけてまで「繁殖とは何ぞや!」みたいな事は語るべきではないですね。
むしろ繁殖まで行き着いたのであれば、ご自分の飼育方法が良い方に向かっているんだと素直に自信を持って良いことだと思います。
-たった一粒でも、報われた気がする-
ただ、繁殖について人に伝えようとすると心得的な事も語らないと成り立たない一面もあるのです。
でも考え方は十人十色。わかり易く表現するのは難しいし、省いてしまうと誤解を生みやすい。
これだけ情報があふれる世の中で繁殖に関する情報が比較的少ないのは、伝えることが困難であることが一つの要因ではないかと感じています。
しかし、プロフェッショナルも含めた世のブリーダーさん達は、自分が手がける命に対してどこまでも本気で向き合っているからこそ、必要な人に必要な情報を役立てて欲しいと思っているのではないでしょうか?
私はそう感じています。
私にとって産卵は、コリドラスからの贈り物みたいなものだと思っています。
意図的であれ、偶然であれ、自分の水槽で新しい命が産まれた感動は筆舌に尽くしがたいものがありますし、是非とも多くの方に同じ感動を体験してもらいたいものです。
そもそも、私がアクアルバムを始めた原点がそこにあるのですから。
-この瞬間を是非、味わって頂きたい-
・・・とゆう訳で、このシリーズはまだまだ続きます。
今後もこういった記事を掲載させて頂きますが、お付き合い頂けると幸いです。
それではまた。Moimoi!
また、文中で『熱帯魚なめんな!』様が作成された文章を引用しています。
投稿した記事はこちら⇒“コリドラスの繁殖をしよう!産卵から稚魚の育成まで!”http://xn--q9ja2e8c2581adqyab74d.com/2016/10/17/%E3%82%B3%E3%83%AA%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%81%AE%E7%B9%81%E6%AE%96%E3%82%92%E3%81%97%E3%82%88%E3%81%86%EF%BC%81%E7%94%A3%E5%8D%B5%E3%81%8B%E3%82%89%E7%A8%9A%E9%AD%9A%E3%81%AE%E8%82%B2%E6%88%90/
cory-paradiseは『熱帯魚なめんな!』を応援しています。
Moi! こんにちは。cory-paradiseです。
今回は冒頭でお断りさせて頂いたとおり、私のオリジナルの文章ではありますが二番煎じです。
まことに恐縮ですが、ご了承のほどよろしくお願いします。
さて、繁殖シーズンに突入し、育児録も掲載させて頂いておりますが、少しばかり思うところもありまして記事にさせて頂きました。
こういったお話はお嫌いな方もいらっしゃるかと思います。
もしお付き合い頂けましたら、様々なご意見をお聞かせ頂けると大変嬉しく思います。
では、かしこみかしこみ本題に参りませう。
「繁殖の心得」なんて無くてもいいけど、ちょっとだけ聞いて
コリドラスの繁殖について、私なんかでもたま~に質問されることがあります。
そうゆう時は決まって「繁殖に適した健康な親魚を飼育すること」って答えます。
ですが、大概は「はぁ?」って顔をされてしまいます。
おそらく技術的な「コツ」とかを期待して聞いているのでしょうから、その気持ちもわからないこともないのです。
しかし、敢えて言おう。繁殖は愛だと!うん。
-ちゃんと幸せかい?-
実際にコリドラスは繁殖例も多いですよね。
しかしそれは、コリドラスにとってより良い環境で飼育することの延長にあるものであって、そこをすっ飛ばしてのコツなどあり得ないのだと受け止めてほしいのです。
繁殖可能な成体に育てることは人間の努力次第で可能なことですが、繁殖自体はコリドラスの自然な行動ですよね。それにアクアリウムって経験から身につく感覚的なことが多いですから、そういったことを伝えるのは単純に難しいのです。
だからと言って繁殖は難しいのかと言うと、そうでもない。
ならば簡単かと言うと、それも違う。
一概に言えないからこそ悩ましいものです。
ただ、もう一度言いますが「繁殖に適した健康な親魚を飼育すること」少なくともこれは真理ではないかと思うのです。
繁殖水槽って専用じゃないとダメ?
もちろん、駄目ではありません。でもちょっと考えてみて下さい。
繁殖はアクアリウムの中での一つのカテゴリではありますが、幾つもあるアクアリウムのジャンルから必ずしも結びつくものではないですよね。
つまり、交尾⇒産卵⇒孵化⇒育児とゆう流れを想定していない環境では結果を出すのは難しくなる訳です。
否定するわけではありませんが、例えばADAさんのネイチャーアクアリウムは芸術の域まで達したアクアリウムの最高峰ジャンルと言えます。
しかし、その水槽で繁殖を行うとしたら様々な弊害が発生するでしょう。
って言うか、苦労してつくったレイアウト水槽が卵まみれになっていたら天野さんはどんな顔するのでしょうね?
多種多様な熱帯魚の中には、こういった水槽でも繁殖可能な個体はいるでしょうが、以前にも触れましたように繁殖は産卵で終わりではありません。
少なくとも繁殖とゆう結果を求めるのであれば、産まれてくる命にとって天敵だらけな水槽では安全とは言えないですよね。十人十色とは思いますが、どこまで新しい命の誕生と成長に携わるのかを覚悟してやり遂げる努力をすることが、アクアリウムにおける繁殖ではないかと考えています。
-「オレ達、卵食べてないよな?」「う、うん・・・」-
個人が持てる水槽は限りがあります。あなたの水槽が繁殖に適しているかどうか?
それを今一度見つめ直してみて下さい。
「繁殖の奥義」・・・なんてないよ。たぶんね。
何が正解か、どれが正しいかわからないことも多いアクアの世界で、そうやって自分の考えをしっかり持つことも大事な気がしたよ。でもその考えだけに縛られてもいけないから難しいよね。
※『熱帯魚なめんな!』ホストキャラクター根黒ぷれ子さんのお言葉から引用
まさに核心をつくお言葉だと思います。
柔軟に考えられないと緊急時に対応出来なかったり、そもそもアクアリウムが楽しくなくなってしまうでしょうね。
初心者でもベテランでも、みんなアクアリウムに色々な夢を託しているからこそ自分だけの水槽で、水草が繁り、お気に入りの魚たちが元気に泳ぎ回って繁殖までしてくれたら幸せだなぁって思う訳で、そこを押さえつけてまで「繁殖とは何ぞや!」みたいな事は語るべきではないですね。
むしろ繁殖まで行き着いたのであれば、ご自分の飼育方法が良い方に向かっているんだと素直に自信を持って良いことだと思います。
-たった一粒でも、報われた気がする-
ただ、繁殖について人に伝えようとすると心得的な事も語らないと成り立たない一面もあるのです。
でも考え方は十人十色。わかり易く表現するのは難しいし、省いてしまうと誤解を生みやすい。
これだけ情報があふれる世の中で繁殖に関する情報が比較的少ないのは、伝えることが困難であることが一つの要因ではないかと感じています。
しかし、プロフェッショナルも含めた世のブリーダーさん達は、自分が手がける命に対してどこまでも本気で向き合っているからこそ、必要な人に必要な情報を役立てて欲しいと思っているのではないでしょうか?
私はそう感じています。
あとがき
私にとって産卵は、コリドラスからの贈り物みたいなものだと思っています。
意図的であれ、偶然であれ、自分の水槽で新しい命が産まれた感動は筆舌に尽くしがたいものがありますし、是非とも多くの方に同じ感動を体験してもらいたいものです。
そもそも、私がアクアルバムを始めた原点がそこにあるのですから。
-この瞬間を是非、味わって頂きたい-
・・・とゆう訳で、このシリーズはまだまだ続きます。
今後もこういった記事を掲載させて頂きますが、お付き合い頂けると幸いです。
それではまた。Moimoi!
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[14]返信
cory-paradise
2017年12月8日
>>13 jun さん まさにまさに!今では当たり前に普及している事も、先人達の積み重ねがあるからなんですよね。なんとも尊いです。 しかし器具類の進化スピードには驚きです。私も昔は下手な自作を幾つも作ってはゴミを増やしただけでした。 繁殖を商業目的と結びつける事に違和感を感じる方もいらっしゃいますが、商売に愛が無いとは思っておりませんし、仰るとおりすでに恩恵を受けている身としては、むしろ自然な流れと感じています。 |
[13]返信
jun
2017年12月8日
熱帯魚の繁殖の成功、即ち稚魚の飼育の餌にブラインシュリンプとインフゾリアを利用する事を思いつい先達にはノーベル賞をあげても良いくらいだと思っています 私がコリドラスの繁殖を始めた頃はまだサテライトが無かったので自作のケースを水槽内に設置してブラインシュリンプの光に向かう性質を利用するために下からライトを当てて底に集まるようにしていましたがブラインシュリンプが普及していなかったら歩留まりがかなり悪かったと思います 話しは変わりますが先日古本屋で古い熱帯魚全集的な本が有ったので立ち読みをしたらステルバイの市場価格が5000円となっていました(゚o゚; コリドラスに限らず東南アジアブリードが商業ベースで成功したことは私達一般庶民に熱帯魚へのハードルを下げてくれたことを実感しました(>_<)ヽ |
[12]返信
cory-paradise
2017年12月8日
そう仰って頂けると嬉しい限りです。私もたくさんのコメントから学ばせて頂いています。卵は夢の一粒ですよね。きっと産卵したのは馴染んでいるのもそうですが、環境も良い方向にあるのだと思います。 |
[11]返信
みやや
2017年12月7日
夢わかりますねー!(^^ゞ 卵を見つけた時はうちの環境でも産むくらい馴染んだのかな?とか嬉しくなりました♪ そしてスタイルも人それぞれだからアドバイスもしにくいでしょうけど、 その分自分とは異なるアプローチが多々あると思うと色々な方とこうやってやり取りなんかしてると個人的にはかなり情報もらえて助かります♪ |
[10]返信
cory-paradise
2017年12月7日
>>9 輪ゴム さん はじめまして。ご覧頂きありがとうございます。どうぞ堂々とご覧になって下さい。少しでもお役に立てれば嬉しい限りです。是非、繁殖を目指して下さい。 |
[9]返信
輪ゴム
2017年12月7日
いつも日記など参考にさせてもらってます!ひそかに。 まだ始めたばかりで手探りなのですが、いずれはうちも繁殖してくれたらなぁ、と。 |
[8]返信
cory-paradise
2017年12月6日
>>4 ☆DNABOY☆ さん いえいえ、大変恐縮です。裏付ける知識が足りないなりに考えてはいるつもりなので、研究者の方からお褒め頂けると光栄です。ご期待も嬉しいですし、楽しんで頂ける記事を書きたいと思います。 |
[7]返信
cory-paradise
2017年12月6日
>>3 ちゃーりー さん コリドラス界にも草食男子の風潮ですかね。オスのやる気スイッチは何処にあるのでしょう?私も知りたいです。まさかのスーパーショートパンダの今後に期待します! |
[6]返信
cory-paradise
2017年12月6日
>>2 どぶがい さん 仰る通りです。繁殖は飼育の延長上だと言いながら、実は別物だとも思うのです。繁殖を目指すことで飼育している生き物の生態を深く学ぶ機会にして頂きたいなぁと思います。そして前向きに挑戦して頂きたいですね。 |
[5]返信
cory-paradise
2017年12月6日
>>1 コリだらス さん いえいえ、私も感覚を優先するタイプなのでたまに自己確認しないと突っ走ってしまうのです。訓戒と言うほどでもない内容ですが、生き物相手ですからリスペクトしないといけないなぁとか思っています。 |
[4]返信
☆DNABOY☆
2017年12月6日
良い日記かと思います。私は学生の頃、研究室にいましたが、愛情無く生命を取り扱っていた事を後悔しています。とても良い志です。これからも期待して日記を読ませていただきます。 |
[3]返信
ちゃーりー
2017年12月6日
この記事を読んで家に帰ったらモスに卵が... アドルかパンダの卵... また無精卵... オスのスイッチ次第(-ω-;) |
[2]返信
どぶがい
2017年12月6日
飼育が簡単な種類でも 繁殖がベリーハードな魚は いっぱいいますからね。 手間いらずで繁殖するのは グッピーかメダカくらいかなと。 産卵と稚魚の育成をするには 成魚の飼育以上に その魚にあった環境づくりが 必要なんでしょうね。 私も来年は 繁殖に本腰を入れたいと 思ってます(笑) |
[1]返信
コリだらス
2017年12月6日
ガラス面にプツプツと付いているのを発見した時はそれはもう嬉しいものですよね 私なんていつも感覚のみなので気のきいたアドバイスなど出来るわけもなく…このように深いしっかりとした文章を書いて伝えられるのは本当に尊敬です(´ー`) |