コリドラス育児録-番外②-
cory-paradise
2017/12/29(金)08:36
Moi! こんにちは、cory-paradiseです。
記事中で一度に行う換水量の変化を比較した文章がありますが、実際には水量にほとんど変化はありませんでした。45cm規格の1/5量は約8L、30キューブの1/3量も約8Lです。
ただ、水換えの水量は水槽に対する割合で計りますので、絶対量が同じ8Lだから変化が無いとゆう訳ではありません。むしろ同じ水量で手間が半減していると捉えて頂くと、水槽サイズの変更は確かにメンテナンスに影響することを感じて頂けると思います。
何にしましても、表現に誤解がありましたこと、心よりお詫び申し上げます。
今回のお話しは隔離箱の設置は水槽の中か?、外か?
とゆうことをテーマにお届けします。
前回の記事の中で触れるつもりでしたが書き上げてみたら結構な長文になってしまいましたので、別記事にした方が良いと思った次第です。我ながら本当に話が長いですね・・・。
さて、器具に関しても人それぞれの考えがあると思います。
その一つとして、私の経験談も交えながら取り上げてみたいと思います。
最初に言ってしまいますが、私は「中」です。誤解されそうな言い回しだ・・・
現在ではある商品のおかげでおそらく少数派だと思いますが、敵対するつもりはありません。
何と言いますか、私なりの経験から身に付けた大切にしていることの一つなのです。
隔離箱はコリドラスの繁殖と育児で重宝しているアイテムの一つです。
特に好んで使用するニチドウベビーボックス・プラスは、スポンジフィルターが付いていることが他の商品と一線を画しています。加えてスポンジの設置と排水の向きは、容器の内側にも外側にも、どちらにも向けられるのが秀逸です。
稚魚飼育における隔離箱の優位点は、限られたスペースで餌が充分にとれるようにするにはもってこいな点でしょう。また、稚魚を水槽内に放す際にも水合わせが不要なのは大変助かります。
反対にデメリットは水槽内のスペースが取られてしまうことです。
隔離箱は他にもたくさんの商品が出回っています。
なかでも有名なのが外掛け式の隔離箱スドーサテライトです。
前述のデメリットを打ち消す非常に画期的な構造としてかなり人気もありますが、私はあまり好んで使用しません。それは何故か?
あくまで私的な実験によるものですが、着色した水を入れた水槽に無着色の水で満たしたサテライトを設置し、どのように水がサテライト内を循環するのか観察したところ、サテライトの水面近くの水はよく動くのですが、全体的に水の流れにムラがあり、最終的に色水で満たされるまで30分以上かかりました。
使用したのはノーマルのサテライトで、ポンプは水心SSPP-7S、水槽は45cm規格です。
隔離箱の底面近くの水が動きづらいのは、コリドラスにとってあまり適しているとは思えません。
それに水の流れが滞る場所は外気の影響を受けやすいため、水温を一定に保つのも難しくなります。
外掛け式はスペース的にも魅力がありますが、安定した温度管理をするなら水槽内に設置する方がより安全ではないでしょうか。
こんな理由で私はサテライトの使用を敬遠しているのですが、おそらく実験の条件によっては違う結果になることもあるでしょうし、あくまで使用するしないは自己責任の範囲です。
それに温度管理と水の循環をクリアすれば、これ程よい商品はないでしょう。
大切なのは商品の特性を理解してメリットとデメリットのバランスをはかることかと思います。
アクアリウム用品は使い慣れた物が一番良い。とゆうのが私の持論です。
しかし、様々な新商品の中には「これを待ってた!」と思わず叫びそうになる商品もあるものです。
おそらく、私と同じような感性や飼育スタイルをしている方のアイデアなのでしょうね。
そう考えると何が正解かわからないことの多いアクアリウムの世界で、同じ考えを持った人がいるんだと思えることは、自分自身にとって励みになります。
一方で、真逆であっても同じアクアリストとして根本的なところが繋がってさえすれば、きっとお互い良い意味での議論や情報交換が出来るのではないかと思います。
それではまた。Moimoi!
隔離箱に関する参考記事はこちらだよ!
⇒『熱帯魚隔離箱(産卵箱)最強決定戦!萌菜の辛口レビュー!』http://xn--q9ja2e8c2581adqyab74d.com/2016/06/23/%E7%86%B1%E5%B8%AF%E9%AD%9A%E9%9A%94%E9%9B%A2%E7%AE%B1%EF%BC%88%E7%94%A3%E5%8D%B5%E7%AE%B1%EF%BC%89%E6%9C%80%E5%BC%B7%E6%B1%BA%E5%AE%9A%E6%88%A6%EF%BC%81%E8%90%8C%E8%8F%9C%E3%81%AE%E8%BE%9B%E5%8F%A3/
cory-paradiseは『熱帯魚なめんな!』を応援しています
前回のお話しについてお詫び申し上げます。
記事中で一度に行う換水量の変化を比較した文章がありますが、実際には水量にほとんど変化はありませんでした。45cm規格の1/5量は約8L、30キューブの1/3量も約8Lです。
ただ、水換えの水量は水槽に対する割合で計りますので、絶対量が同じ8Lだから変化が無いとゆう訳ではありません。むしろ同じ水量で手間が半減していると捉えて頂くと、水槽サイズの変更は確かにメンテナンスに影響することを感じて頂けると思います。
何にしましても、表現に誤解がありましたこと、心よりお詫び申し上げます。
隔離箱の「中」と「外」のおはなし
今回のお話しは隔離箱の設置は水槽の中か?、外か?
とゆうことをテーマにお届けします。
前回の記事の中で触れるつもりでしたが書き上げてみたら結構な長文になってしまいましたので、別記事にした方が良いと思った次第です。我ながら本当に話が長いですね・・・。
さて、器具に関しても人それぞれの考えがあると思います。
その一つとして、私の経験談も交えながら取り上げてみたいと思います。
「中」がいいのか?「外」がいいのか?
最初に言ってしまいますが、私は「中」です。誤解されそうな言い回しだ・・・
現在ではある商品のおかげでおそらく少数派だと思いますが、敵対するつもりはありません。
何と言いますか、私なりの経験から身に付けた大切にしていることの一つなのです。
隔離箱はコリドラスの繁殖と育児で重宝しているアイテムの一つです。
特に好んで使用するニチドウベビーボックス・プラスは、スポンジフィルターが付いていることが他の商品と一線を画しています。加えてスポンジの設置と排水の向きは、容器の内側にも外側にも、どちらにも向けられるのが秀逸です。
稚魚飼育における隔離箱の優位点は、限られたスペースで餌が充分にとれるようにするにはもってこいな点でしょう。また、稚魚を水槽内に放す際にも水合わせが不要なのは大変助かります。
反対にデメリットは水槽内のスペースが取られてしまうことです。
隔離箱は他にもたくさんの商品が出回っています。
なかでも有名なのが外掛け式の隔離箱スドーサテライトです。
前述のデメリットを打ち消す非常に画期的な構造としてかなり人気もありますが、私はあまり好んで使用しません。それは何故か?
あくまで私的な実験によるものですが、着色した水を入れた水槽に無着色の水で満たしたサテライトを設置し、どのように水がサテライト内を循環するのか観察したところ、サテライトの水面近くの水はよく動くのですが、全体的に水の流れにムラがあり、最終的に色水で満たされるまで30分以上かかりました。
使用したのはノーマルのサテライトで、ポンプは水心SSPP-7S、水槽は45cm規格です。
隔離箱の底面近くの水が動きづらいのは、コリドラスにとってあまり適しているとは思えません。
それに水の流れが滞る場所は外気の影響を受けやすいため、水温を一定に保つのも難しくなります。
外掛け式はスペース的にも魅力がありますが、安定した温度管理をするなら水槽内に設置する方がより安全ではないでしょうか。
こんな理由で私はサテライトの使用を敬遠しているのですが、おそらく実験の条件によっては違う結果になることもあるでしょうし、あくまで使用するしないは自己責任の範囲です。
それに温度管理と水の循環をクリアすれば、これ程よい商品はないでしょう。
大切なのは商品の特性を理解してメリットとデメリットのバランスをはかることかと思います。
あとがき
アクアリウム用品は使い慣れた物が一番良い。とゆうのが私の持論です。
しかし、様々な新商品の中には「これを待ってた!」と思わず叫びそうになる商品もあるものです。
おそらく、私と同じような感性や飼育スタイルをしている方のアイデアなのでしょうね。
そう考えると何が正解かわからないことの多いアクアリウムの世界で、同じ考えを持った人がいるんだと思えることは、自分自身にとって励みになります。
一方で、真逆であっても同じアクアリストとして根本的なところが繋がってさえすれば、きっとお互い良い意味での議論や情報交換が出来るのではないかと思います。
それではまた。Moimoi!
隔離箱に関する参考記事はこちらだよ!
⇒『熱帯魚隔離箱(産卵箱)最強決定戦!萌菜の辛口レビュー!』http://xn--q9ja2e8c2581adqyab74d.com/2016/06/23/%E7%86%B1%E5%B8%AF%E9%AD%9A%E9%9A%94%E9%9B%A2%E7%AE%B1%EF%BC%88%E7%94%A3%E5%8D%B5%E7%AE%B1%EF%BC%89%E6%9C%80%E5%BC%B7%E6%B1%BA%E5%AE%9A%E6%88%A6%EF%BC%81%E8%90%8C%E8%8F%9C%E3%81%AE%E8%BE%9B%E5%8F%A3/
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[10]返信
cory-paradise
2017年12月30日
>>5 コリだらス さん 仰るとおり、慣れることで上手く補う事も可能なんですよね。水中ポンプで汲みあげるのは最たる例だと思います。私が気になるのは、それに気付けない初心者さんが妄信的になっちゃう事なんですよね。適時、適材適所って経験者でないと出来ないものですよね。 |
[9]返信
cory-paradise
2017年12月30日
>>4 青色 さん 実例の紹介を交えての補足ありがとうございます。 私も複数のサテライトに分配する仕組みを作ろうとしましたが、配管が出来ずに挫折しています。サテライトの水中ポンプ式が開発されないですかねー。あと、仰るように隔離箱に仕切りと目隠しは重要ポイントですね。 |
[8]返信
cory-paradise
2017年12月30日
>>3 Hanekko さん そうなんですよね。私も試しましたが、結局水流の調節が上手く出来なくて挫折しました。サテライトいい商品なんですけどね。 |
[7]返信
cory-paradise
2017年12月30日
>>2 どぶがい さん リンク先の記事は私も参考になりました。コリドラスの育児だけなら今の隔離箱が最適なんですが、ベタとかの成魚の隔離をするなら他の隔離箱がベターな場合もありますし、選択することの重要さを学べますね。 |
[6]返信
cory-paradise
2017年12月30日
>>1 ちゃーりー さん ですね。この魚なら大丈夫。こっちは不安があるってことが判断出来れば良いのですが、経験が乏しいと妄信的になりがちなので、こうゆう例もあるよって伝えたいと思った次第です。 |
[5]返信
コリだらス
2017年12月30日
サテライトで慣れているんであえて他を使おうって気にならないというか…でも読んでるうちに一度使ってみよう思いましたよ^ ^ 皆さんが書かれている通り、サテライトは私も底への流れが足りないと感じていたので小型の水中ポンプで駆動させています 卵の時期、稚魚の時期、幼魚の時期、コリ、プレコいろんなシーンで水流を変化させて使っていますよ |
[4]返信
青色
2017年12月30日
経験と実験からの記事、参考になります(^^) 私はアフリカンシクリッドやアピストのメスと稚魚を外掛けのサテライトで隔離したことがあります。確かにエアリフト式の循環だと水の循環が弱いことが気になります。なので私はエアーポンプを120cm水槽用のものを使用(分岐コックで他の水槽にも繋いでいます)しています。上記生体自体は水流をあまり好まないので、更に外の壁に向かってシャワーパイプを取り付けてサテライト全体に緩く水流ができるようにしていました。 それでも今の季節、本水槽との温度差は1℃程度は有ります。 外掛け式サテライトの利点は水量を稼げる(Lサイズで約2㍑)ことと本水槽との間に板を挟めば目隠しになることだと思います。 シクリッドの仲間は縄張り意識があるため、目隠しができるとメスや稚魚のストレスが軽減できます。 しかし今回紹介された隔離箱はフィルター付きで水の向きまで変えれる素晴らしいもので値段も安く、そのうち買っていそうな自分が見えます(笑) cory-paradiseさんのおっしゃる通り、製品の特徴と自分の目的をしっかり擦り合わせれば飼育環境をより良いものにできますね^ ^♪ |
[3]返信
Hanekko
2017年12月29日
サテライトわかります。 エアリフトだと全然なので、うちでは水中ポンプで汲み上げやってました。 小さいポンプでも、エアリフトに比べると、すんごい勢いになっちゃうんですけどね(笑) |
[2]返信
どぶがい
2017年12月29日
外付けだと水温が不安定になりそう ですよね。 リンク先の記事も読んで見ました。 自分はネットを張るタイプの産卵箱を 買ったので 利点や弱点を知れて良かったです🎵 |
[1]返信
ちゃーりー
2017年12月29日
ウチの場合、グッピーやGHD等の比較的強い魚はサテライト育成 コリドラスは問答無用で水槽内隔離箱ですね(・∀・) |