飼育魚の老いと向き合う
cory-paradise
2018/02/28(水)18:45
Moi! こんにちは、cory-paradiseです。
世の中、明るい話題ばかりでは無いですね。
少子化に超高齢化、育児放棄に老々介護、そして子供の貧困と格差社会。今日もどこかで声を挙げられない人々が、私の知らないところで苦しんでいるのでしょうか?社会とゆう大き過ぎる枠組みの中、見たくないことから目を背けてきたことも多々あるなと思うのです。
さてさて、やたら湿っぽいオープニングで困惑された方もいることでしょう。
今回はアクアリストなら目を背ける訳にはいかない、いつかは経験するであろう飼育魚の老いについてお話してみたいと思います。
正直こうゆう場にはふさわしくない話題だとは思いますが、様々なご意見をお聞かせ頂く機会になればとも思っております。どうぞよろしくお願いします。
まずは我が家のご長寿と言えば、この子たちですね。
Co.コンコロール
何度か紹介しておりますが、この個体は私が初めて飼育したコリドラスです。
すでに10年の付き合いとなっておりますので相応に背ビレが痛んでいますが、まだまだ老いは感じさせない元気な個体です。
そして、この子も長い付き合いです。
ボルネオプレコ
飼育年数は11年目になりました。と言っても、それより前に妻が1年以上飼育してるので個体年齢は12年を超えていると思います。こちらもまだまだ元気で愛嬌抜群です。
一口に「老い」と言いましても、悪いことばかりではありません。
単純に長生きしてくれることは飼育者として嬉しいものですし、飼育法や飼育環境が良い状態にあるのだろうと自信にも繋がります。そういった気持ちを伝えることは出来なくても「この水槽に馴染んでくれてありがとう」とゆう感謝の気持ちすら産まれるものです。
ただ、アクアリストのだれでもが経験出来ることではないですよね。だからこそ、長生きしてくれた個体は愛着以上の特別な存在になるものです。
こう語った偉いアゴの人がいましたが、・・・特に意味はないです。
それより、こちらをご覧下さい。
Co.ベネズエラブラック&ステルバイ
この個体たちの飼育年数は7、8年といったところで、Co.ベネズエラブラックの方は眼球が白濁しており、Co.ステルバイは胸ビレの棘条が折れ曲がっています。
これがコリドラスの老いを表す外見的な特徴かどうかは定かではないですが、少なくとも飼育者の見地からは病気の類ではないと判断しており、やはり老いの症状ではないかと思うのです。
他にも両者に見られることですが、背骨の湾曲があります。
この症状が出ると後頭部が盛り上がり背ビレのあたりから落ち込むようになります。そして背中の盛り上がりとは反対に位置する腹部側がへこみ、例えるなら「へ」の字型の体型になる訳です。
このように目で見てわかる症状が表われるのは稀かもしれません。
多くの場合はそれ以前に病気や事故などで命を落とすことがほとんどでしょうし、実際に私もこのような経験は初めてなのです。
生き物の老いや寿命を考える上で、飼育者のキャリアが10数年なんていうのは実に短いものだと改めて思い知らされます。
最後にもう一例だけご紹介します。
昨年の暮れに亡くなったKOIプラガットです。
飼育期間は2年半ほどですから年齢は3年くらいですかね。
決して長寿だったとは言えませんが、死因は老衰であろうと思っています。
すでに餌を食べることも無く、亡くなる2日前にはすっかり体色が抜けてしまいました。
それでも近づくと顔をこちらに向けようとする姿が本当に愛おしく、ちゃんと見送ることが出来たのかと自問自答を繰り返しました。
個人的には亡くした時に一番寂しくなるのがベタなんですよね。
うん、どうも最初から最後まで湿っぽくなりましたね。
皆さんもツライ別れをご経験されていることでしょうし、今まさに飼育魚の老いや死と向かい合っている方もいるでしょう。当たり前ですが楽しいばかりではないのがアクアリウムであり、生き物と関わる飼育とゆう人間だけが行う行為の本質なのではないでしょうか?
今回はそんなことを考えつつ終わりたいと思います。
それではまた。Moimoi!
こちらの記事もご参考にどうぞ。
⇒「ベタの寿命について、長生きの秘訣と年老いたベタの世話の仕方」
http://xn--q9ja2e8c2581adqyab74d.com/2016/12/08/%E3%83%99%E3%82%BF%E3%81%AE%E5%AF%BF%E5%91%BD%E3%80%82%E9%95%B7%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%81%AE%E7%A7%98%E8%A8%A3%E3%81%AB%E8%80%81%E3%81%84%E3%81%9F%E3%83%99%E3%82%BF%E3%81%AE%E4%B8%96%E8%A9%B1%E3%81%AE/
cory-paradiseは『熱帯魚なめんな!』を応援しています
世の中、明るい話題ばかりでは無いですね。
少子化に超高齢化、育児放棄に老々介護、そして子供の貧困と格差社会。今日もどこかで声を挙げられない人々が、私の知らないところで苦しんでいるのでしょうか?社会とゆう大き過ぎる枠組みの中、見たくないことから目を背けてきたことも多々あるなと思うのです。
さてさて、やたら湿っぽいオープニングで困惑された方もいることでしょう。
今回はアクアリストなら目を背ける訳にはいかない、いつかは経験するであろう飼育魚の老いについてお話してみたいと思います。
正直こうゆう場にはふさわしくない話題だとは思いますが、様々なご意見をお聞かせ頂く機会になればとも思っております。どうぞよろしくお願いします。
老いは悪いことばかりでもない
まずは我が家のご長寿と言えば、この子たちですね。
Co.コンコロール
何度か紹介しておりますが、この個体は私が初めて飼育したコリドラスです。
すでに10年の付き合いとなっておりますので相応に背ビレが痛んでいますが、まだまだ老いは感じさせない元気な個体です。
そして、この子も長い付き合いです。
ボルネオプレコ
飼育年数は11年目になりました。と言っても、それより前に妻が1年以上飼育してるので個体年齢は12年を超えていると思います。こちらもまだまだ元気で愛嬌抜群です。
一口に「老い」と言いましても、悪いことばかりではありません。
単純に長生きしてくれることは飼育者として嬉しいものですし、飼育法や飼育環境が良い状態にあるのだろうと自信にも繋がります。そういった気持ちを伝えることは出来なくても「この水槽に馴染んでくれてありがとう」とゆう感謝の気持ちすら産まれるものです。
ただ、アクアリストのだれでもが経験出来ることではないですよね。だからこそ、長生きしてくれた個体は愛着以上の特別な存在になるものです。
人は歩みをとめた時、老いていくものである
こう語った偉いアゴの人がいましたが、・・・特に意味はないです。
それより、こちらをご覧下さい。
Co.ベネズエラブラック&ステルバイ
この個体たちの飼育年数は7、8年といったところで、Co.ベネズエラブラックの方は眼球が白濁しており、Co.ステルバイは胸ビレの棘条が折れ曲がっています。
これがコリドラスの老いを表す外見的な特徴かどうかは定かではないですが、少なくとも飼育者の見地からは病気の類ではないと判断しており、やはり老いの症状ではないかと思うのです。
他にも両者に見られることですが、背骨の湾曲があります。
この症状が出ると後頭部が盛り上がり背ビレのあたりから落ち込むようになります。そして背中の盛り上がりとは反対に位置する腹部側がへこみ、例えるなら「へ」の字型の体型になる訳です。
このように目で見てわかる症状が表われるのは稀かもしれません。
多くの場合はそれ以前に病気や事故などで命を落とすことがほとんどでしょうし、実際に私もこのような経験は初めてなのです。
生き物の老いや寿命を考える上で、飼育者のキャリアが10数年なんていうのは実に短いものだと改めて思い知らされます。
あとがき
最後にもう一例だけご紹介します。
昨年の暮れに亡くなったKOIプラガットです。
飼育期間は2年半ほどですから年齢は3年くらいですかね。
決して長寿だったとは言えませんが、死因は老衰であろうと思っています。
すでに餌を食べることも無く、亡くなる2日前にはすっかり体色が抜けてしまいました。
それでも近づくと顔をこちらに向けようとする姿が本当に愛おしく、ちゃんと見送ることが出来たのかと自問自答を繰り返しました。
個人的には亡くした時に一番寂しくなるのがベタなんですよね。
うん、どうも最初から最後まで湿っぽくなりましたね。
皆さんもツライ別れをご経験されていることでしょうし、今まさに飼育魚の老いや死と向かい合っている方もいるでしょう。当たり前ですが楽しいばかりではないのがアクアリウムであり、生き物と関わる飼育とゆう人間だけが行う行為の本質なのではないでしょうか?
今回はそんなことを考えつつ終わりたいと思います。
それではまた。Moimoi!
こちらの記事もご参考にどうぞ。
⇒「ベタの寿命について、長生きの秘訣と年老いたベタの世話の仕方」
http://xn--q9ja2e8c2581adqyab74d.com/2016/12/08/%E3%83%99%E3%82%BF%E3%81%AE%E5%AF%BF%E5%91%BD%E3%80%82%E9%95%B7%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%81%AE%E7%A7%98%E8%A8%A3%E3%81%AB%E8%80%81%E3%81%84%E3%81%9F%E3%83%99%E3%82%BF%E3%81%AE%E4%B8%96%E8%A9%B1%E3%81%AE/
cory-paradiseは『熱帯魚なめんな!』を応援しています
スポンサーリンク
[16]返信
cory-paradise
2018年3月6日
>>15 コリだらス さん 結構ヘビーなのをお持ちではないですか。 我が家も何度か老いた猫を看取った経験がありまして、やはりその時は悔やむことも多かったですねー。 こんな記事書いておいてなんですが、魚と犬猫とでは受ける印象や衝撃は異なりますね。 |
[15]返信
コリだらス
2018年3月6日
自分はブリードマニアで新しい命に向き合う時間の方が多く、老いに対してあまり深く考えた事って… あるわ!! と、思ったら魚ではなく犬でした(^_^;) ミニチュアピンシャーというそれはもう暴れん坊で跳ね回る走り回る忙しい犬ですが(自分の躾が悪い) 去年、脳の障害が見付かり後ろ足が昔のようには動きません 今は薬でなんとか短い散歩程度なら可能ですが、ウザいくらい暴れる事ができた頃の事を思い出すと…(T-T) 接する時間や遊ぶ時間をもっと作ってやれば良かったなとか…こんな事になってから気付く事も多くありますね |
[14]返信
cory-paradise
2018年3月2日
>>13 みやや さん 中年過ぎるとさらに早く流れますよ。w 器具や餌の進歩もそうですが、やはり情報量が格段に増えているのが大きいですよね。そうは言っても、目の前の水槽で起きていることが私達一人一人にとっては全てでしょうから、日々の観察と愛情なのでしょうかね。 |
[13]返信
みやや
2018年3月2日
時は流れるものですね。 幼き頃は 知識も情報も無かったアクアですが 今では情報が溢れるアクアなので少しでも長く水槽内で生きて欲しいなと思ってます。 |
[12]返信
cory-paradise
2018年3月1日
>>6 ぬまがい さん 長生きも結果の一つなんですが、その過程が一切記録されていないのですよ。自分も何をやっていたか年々思い出せなくなるし。ww 犬や猫の老いや介護が取り上げられるようになって久しいですが、魚もそうゆう時代にきたのかなー?なんて漠然としてですが感じています。 |
[11]返信
cory-paradise
2018年3月1日
>>5 プテルス さん 風格と言いますか、いい年してまだ繁殖行動とっております。ww 大型魚は亡くした経験はもちろん飼育もしたことないので想像でしかありませんが、感覚的にはポリプ1匹はコリ全滅に匹敵するくらいの水槽&心にぽっかり穴が空いてしまった感がありそうです。 |
[10]返信
cory-paradise
2018年3月1日
>>4 もちもち さん ベタはねぇ、ほんと寂しくなるんですよね。こんなに愛されるペットフィッシュは他にないと思います。 小型魚メインで飼育していると、頭のどこかに短命でも仕方ないなぁって甘えが出てしまうのですが、思いがけず長生きしてくれると嬉しい反面、期待してなくてごめんって謝ることもあります。w |
[9]返信
cory-paradise
2018年3月1日
>>3 オクトパス さん まず1年。次は3年、5年と頑張れっていれば10年なんてあっという間ですよ。だから青春を楽しもう。w コリのように群れで生きる生体は単独飼育しているとボケることもあるかもしれませんね。似たような経験ありますよ。 |
[8]返信
cory-paradise
2018年3月1日
>>2 イカ親父 さん 赤コリ、青コリの普及には理由があるってことなんでしょうね。生物としても強健でしょうが、コリドラス属の中でも屈強の「もふ力」を持っていると思います。w アクアラインも拝見しました。目はねぇ、くるんですよね。人間もね。ww これからもどうぞご長寿で。 |
[7]返信
cory-paradise
2018年3月1日
>>1 奈菜梨 さん 世に言う平均寿命がいつのデータに依るものなのかが疑問なんですよねー。少なくとも私が関わった10数年でも飼育機器や餌は格段に進歩していますし、野生と飼育下でも異なるでしょうしね。仮に遺伝子操作が可能なら寿命すら操られたりして…。 |
[6]返信
ぬまがい
2018年2月28日
前飼ってた魚は早死にさせて しまったことが多かったので 今いる奴らはネットの情報以上の寿命 を全うさせてやりたいです(。・ω・。)ゞ coryparaさんの子たちはみんな長生き ですよね。 素晴らしい! |
[5]返信
プテルス
2018年2月28日
うちにいる古代魚は長寿だ、と言われ10年以上生きると言われる種が占めてますが、今1番長く飼育してるので6年半くらいですね。 勿論、長く生きて欲しいって思いもあれば、自分のエゴで過密にしてストレスを与えてるんだろうなー。とも矛盾も考えます。 どうあれ、コンコロールは立派ですし、風格すらありますよね(^^) |
[4]返信
もちもち
2018年2月28日
どの子も高齢とは思えない様なお達者ご長寿ですね(*´∀`*)うちもがんばって長生きさせていきたいです! ベタは亡くすとほんと淋しいですよね(;´Д`)かわいくて懐くだけに魚よりもより近いペットだなぁと思います。 |
[3]返信
オクトパス
2018年2月28日
僕は今飼っているコリドラスのほとんどが、ここ1年位に買ったので、若い個体が多いかな?1番長い個体でも2年ですから・・・ でも長寿なコリドラス。10年位生きる子も出てくるでしょうから、しっかりと飼いきらないとですね! そういえば、魚もボケるんですかね?「あれ、いつも餌くれるのは、あ~なぁ~たぁ~?」みたいな?少し気になりました(笑) |
[2]返信
イカ親父
2018年2月28日
うちの青コリも色々な水槽で推定10年ですね。最強伝説はまんざらでもない? いつだか5年以上と日記だかに記載しましたが写真を見てたら09年の時点で存在を確認しました。笑 その子も目が濁り、背骨もへの字になってますよ。あまり見えてないようで手を入れても逃げませんね。 アクアラインに追加しときますわー。 |
[1]返信
奈菜梨
2018年2月28日
例えば、◯◯の寿命はだいたい10年だけど20年生きた個体もいるー という話もよく聞きます。 健康に、適正な環境で育てると老いのペースが遅くなるのでしょうか もちろん個体差はあるでしょうが所謂平均寿命の2倍3倍と生きるにはなにか特殊な条件でもあるんですかねぇ 病気、外傷以外では必ず避けては通れない老いですが条件次第ではそれをどんどん先送りにすることも可能なんですよね それがいいことかどうかは哲学的な話になってしまいますが |