よるのさんぽ
アクアユリウス
2016/12/20(火)01:20
(長い前置き)
磯遊びというのは基本的に干潮のときに行ないます。
そうすることで、満潮のときには海の下になっている部分を探索できて、
取り残された生き物を観察ができるというわけですね。
で、引き潮というものは基本的には半日に1回起こります。
そして潮の満ち引きの差が大きい大潮と呼ばれる状態も毎月数回やってきて、
そのときの干潮は、月と太陽の配置の関係で真昼間と真夜中に起こります。
……にも関わらず、磯遊びと同様引き潮のときに行なう潮干狩りは、
春以降にしか普通行えません。 それはなぜか?
寒いからというのはもちろんあるでしょうが、それ以上に重要なのは、
「大潮の日、2回起こる引き潮には引き具合に差があり、
冬の場合は大きく潮が引くのは真夜中である」
という事実があるからです。
つまり潮干狩りをするような海抜にある砂泥地は、
冬の昼間ではどれだけ潮が引いても海の底、というわけで。
自分がよく行く場所の場合、昼夜の潮の高さの差は80cm以上になります。
つまり、夜に波打ち際になっている場所に昼行こうとすれば、
腰まで浸かっていかないといけない……という。
また夜中に腰まで浸かっていくような場所であれば、
昼間は潜っていかなければなりません。
この差は非常に大きいわけです。
(長い前置き終わり)
というわけで、この週末の大潮のタイミングで、夜の磯遊びに初挑戦しました。
釣りをする方にとっては夜の海というのは割と普通のことなんだろうとは思いますが、
自分は最近まで昼間の磯遊びのやり方すら分かってなかった人間なので、
この寒い夜にたった独りで海に行くとなれば、それはもうちょっとした大冒険です。
幸いよく行く場所の一つが幹線道路のすぐ下にあって、
夜中でも真っ暗にならずコンビニも比較的近くにあるという良質なロケーション。
大潮のタイミングだし、釣り人も多少いるだろうからさびしくはないかな~
と期待しながら到着。
…よし!
……誰もいない!!
この磯は俺が独り占めだ!!!
というわけで、夜中の海で密漁者風不審者スタイルでの磯遊びとあいなりました。
ここで夜の磯の風景を…と行きたいところでしたが、
まあ暗くて無理でした(笑)ので、だらだら文字で書かせてもらいますと。
本当にまー楽しかったですね。
まず原因が時間なのか季節なのか分からないですが、魚がかなりたくさんいることに驚きました。
ライトを当てると磯の海岸線すぐそこ、それこそウェダーで入れそうなところまで小魚の大群。
またここで見ているのが潮下帯と呼ばれる一日中干上がらない場所なので、
生き物が昼間の磯と若干違うというのを目の当たりにできました。
なにしろそこら中にアメフラシが……(一回水中の砂場でですが踏んづけてしまいました)。
となれば、そりゃもう捕獲して観察するわけです。
暗闇のスマホ撮影(防水カバー付)で分かりにくくて申し訳ないですが、
ハオコゼとサラサエビ(アクア的にはキャメルシュリンプの方が分かりやすい?)と
アシナガモエビモドキ。
ハオコゼが可愛かったんですが毒針があるのと甲殻類を食べてしまうのでリリース。
スベスベマンジュウガニだ~!
(肉が猛毒&共食いしまくるらしいのでリリース)
毛の生えたゴム毬みたいなのはなんやこれ…
(フレリトゲアメフラシらしくデカくなるのでリリース)
ベニツケガニやヨツハモガニ(超ピンボケ)とも初エンカウント。
ほかにもハネモらしきものを発見(前に見つけた場所よりも半分くらいの距離)するなど、
予想以上の収穫で帰路に就くことができたのでした。
ちなみに寒さに関しては、無風のタイミングだとむしろ水辺の方が暖かいくらいで、
気温が低くても風さえ対策をしてればどうとでもなりそうでした。
そしてとあるヤドカリとも初めての邂逅を果たし…
(一枚目の写真で若干ネタバレしてますが)
お迎えいたしました。
片腕が欠けてしまってますがケブカヒメヨコバサミさんです。
実は最近立てつづけにヤドカリさん2匹が旅立ってしまってちょっとショックだったのですが、
別れあれば出会いありということで、よろしくお願いしたいところです。
追記:夜の磯は危険なので、対策をしっかりしていきましょう。
磯遊びというのは基本的に干潮のときに行ないます。
そうすることで、満潮のときには海の下になっている部分を探索できて、
取り残された生き物を観察ができるというわけですね。
で、引き潮というものは基本的には半日に1回起こります。
そして潮の満ち引きの差が大きい大潮と呼ばれる状態も毎月数回やってきて、
そのときの干潮は、月と太陽の配置の関係で真昼間と真夜中に起こります。
……にも関わらず、磯遊びと同様引き潮のときに行なう潮干狩りは、
春以降にしか普通行えません。 それはなぜか?
寒いからというのはもちろんあるでしょうが、それ以上に重要なのは、
「大潮の日、2回起こる引き潮には引き具合に差があり、
冬の場合は大きく潮が引くのは真夜中である」
という事実があるからです。
つまり潮干狩りをするような海抜にある砂泥地は、
冬の昼間ではどれだけ潮が引いても海の底、というわけで。
自分がよく行く場所の場合、昼夜の潮の高さの差は80cm以上になります。
つまり、夜に波打ち際になっている場所に昼行こうとすれば、
腰まで浸かっていかないといけない……という。
また夜中に腰まで浸かっていくような場所であれば、
昼間は潜っていかなければなりません。
この差は非常に大きいわけです。
(長い前置き終わり)
というわけで、この週末の大潮のタイミングで、夜の磯遊びに初挑戦しました。
釣りをする方にとっては夜の海というのは割と普通のことなんだろうとは思いますが、
自分は最近まで昼間の磯遊びのやり方すら分かってなかった人間なので、
この寒い夜にたった独りで海に行くとなれば、それはもうちょっとした大冒険です。
幸いよく行く場所の一つが幹線道路のすぐ下にあって、
夜中でも真っ暗にならずコンビニも比較的近くにあるという良質なロケーション。
大潮のタイミングだし、釣り人も多少いるだろうからさびしくはないかな~
と期待しながら到着。
…よし!
……誰もいない!!
この磯は俺が独り占めだ!!!
というわけで、夜中の海で密漁者風不審者スタイルでの磯遊びとあいなりました。
ここで夜の磯の風景を…と行きたいところでしたが、
まあ暗くて無理でした(笑)ので、だらだら文字で書かせてもらいますと。
本当にまー楽しかったですね。
まず原因が時間なのか季節なのか分からないですが、魚がかなりたくさんいることに驚きました。
ライトを当てると磯の海岸線すぐそこ、それこそウェダーで入れそうなところまで小魚の大群。
またここで見ているのが潮下帯と呼ばれる一日中干上がらない場所なので、
生き物が昼間の磯と若干違うというのを目の当たりにできました。
なにしろそこら中にアメフラシが……(一回水中の砂場でですが踏んづけてしまいました)。
となれば、そりゃもう捕獲して観察するわけです。
暗闇のスマホ撮影(防水カバー付)で分かりにくくて申し訳ないですが、
ハオコゼとサラサエビ(アクア的にはキャメルシュリンプの方が分かりやすい?)と
アシナガモエビモドキ。
ハオコゼが可愛かったんですが毒針があるのと甲殻類を食べてしまうのでリリース。
スベスベマンジュウガニだ~!
(肉が猛毒&共食いしまくるらしいのでリリース)
毛の生えたゴム毬みたいなのはなんやこれ…
(フレリトゲアメフラシらしくデカくなるのでリリース)
ベニツケガニやヨツハモガニ(超ピンボケ)とも初エンカウント。
ほかにもハネモらしきものを発見(前に見つけた場所よりも半分くらいの距離)するなど、
予想以上の収穫で帰路に就くことができたのでした。
ちなみに寒さに関しては、無風のタイミングだとむしろ水辺の方が暖かいくらいで、
気温が低くても風さえ対策をしてればどうとでもなりそうでした。
そしてとあるヤドカリとも初めての邂逅を果たし…
(一枚目の写真で若干ネタバレしてますが)
お迎えいたしました。
片腕が欠けてしまってますがケブカヒメヨコバサミさんです。
実は最近立てつづけにヤドカリさん2匹が旅立ってしまってちょっとショックだったのですが、
別れあれば出会いありということで、よろしくお願いしたいところです。
追記:夜の磯は危険なので、対策をしっかりしていきましょう。
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[10]返信
アクアユリウス
2016年12月22日
>>9 美少女言うてるやないかーーーい!!!! いやガチムチのおっさんでも海洋生物の生態研究好きの人が同行してくれればありがたいことこの上ないですが… (ちなみに黒髪ショートカットボーイッシュは私の好みどストライクです) |
[9]返信
osachi
2016年12月22日
>>8 ちょっとユリウスさんの理想の同行者について想像した。 ◼︎黒髪ツヤツヤのショートカット ◼︎メガネをかけている ◼︎ボーイッシュな服装 ◼︎一人称は僕(ユリウスさんを 君 と呼ぶ) ◼︎趣味は海の生体研究(図鑑大好き) のガチムチおっさん! |
[8]返信
アクアユリウス
2016年12月20日
>>3 ありがとうございます! 台風の後は天気もそうですが漂着物等も楽しそうですね! これからも気をつけて参ります~ >>4 自分も同行者が欲しいです… 具体的に言うと代わりに図鑑を持ち歩いてくれて収穫に対して一緒にはしゃいでくれる美少女が…() というのは置いといて、みなさんおっしゃる通り何かあったときの危険があぶないですからねえ >>5 そうなんです、魚すらもあわや手づかみという感じが面白くて…!(ハオコゼはさすがにアウトですが) 冬でも海は面白いですよ!(謎の推し) >>6 ご心配ありがとうございます。 やはり単に潮が引いてるだけでない「夜ならでは」が面白いので、 どうにか可能な限り安全を確保してやっていきたいですね。 >>7 こちらは逆に山らしい山がないので、逆に憧れがあります…! スベマンなんかもそうですが、知識がないと危ない生き物がそこかしこにいるので予習はやはり必須ですね |
[7]返信
メルツェン
2016年12月20日
ほぁー楽しそう(*´∀`) 海のない県のうえに山の中暮らしなので磯遊びは憧れる! スベスベマンジュウガニとか普通に取れるのか…おぉ怖い怖い |
[6]返信
みやや
2016年12月20日
磯遊びも夜はくれぐれもお気をつけくださいね! しかし、夜の生態系を覗いてみたいのは確かにあります! |
[5]返信
鷲みるく
2016年12月20日
夜の磯遊び楽しいですよね(≧∇≦)寝てる魚を手掴み出来たりw 夏、ポケモンGOでルージュラ捕まえにビーチには行ったが泳いでないしなぁ…(年齢もあるが( ̄▽ ̄)) こういうの見ると行きたくなります(≧∇≦) |
[4]返信
鰐◆WANIvSPbAo
2016年12月20日
凄く楽しそう アクアユリウスさんの磯遊びについていってみてえ |
[3]返信
Maverick
2016年12月20日
いつも磯遊び楽しく見させてもらってます。 自分も昔、台風の後の晴天、波が落ち着いてからを狙って磯の潮溜まりに遊びに行きました。 知識、注意力、十分にあると思いますが、ましてや夜の海、十分にお気を付け下さい。 |
[2]返信
アクアユリウス
2016年12月20日
>>1 ありがとうございます~。 危険というのはホントにそうなんで、今回は友人に「~までに連絡なかったら通報してくれ」と頼んでありました。 スベマンは5cmくらいはある個体で同じくらいのがゴロゴロいたんですが、 それっぽく見えないですかね、角度の問題かも? サラサとモドキについてはボカしてたんですが、持ち帰ってみたものの翌朝にはお星様に…。 というのも、正直帰ったときには眠気がすごかったのと、 今まで買ってたのが水質変化に強い潮間帯の生き物だったので水合わせに慣れておらず おそらく普通に失敗してしまっていたという……。 |
[1]返信
mcc
2016年12月20日
お疲れ様でした。楽しそう! 夜の磯は危険だし、まずは無事のご帰還良かったですね サラサとアシナガモエビいいなぁ スベマン小さくてスベマンっぽくないですねw |