生きるということ【閲覧注意?】
アクアユリウス
2017/01/14(土)12:55
今日は磯遊ばない方のアクア日記。
今回はウミウシのお話を2つほど。
(なんかウミウシと磯遊びの話しかしてねえな……)
さて、我が家にミドリアマモウミウシがもう2匹増えたという話は以前させてもらったのですが、
それは即ち、お互いに繁殖可能な個体が同じ水槽に3匹いることを意味します。
どういうことかといいますと、ウミウシというのは基本的に雌雄同体であるらしいんですよね。
キチンと調べたわけではないですが、その「基本的に」の例外でなければ、
ウチにいるミドリアマモウミウシも同様に雌雄同体なわけで、
3匹がそれぞれと交尾ができちゃうわけです。
すると当然……
卵……と思われるものが水槽のガラス面に発生しました。となるわけです。
交尾してるところ産卵してるところを見たわけではないので確定とは言い難いですが、
ググった感じだと、やはりミドリアマモウミウシの卵ということでよさそうです。
そして近くにはこんなに大きくなったウミウシさんが……
元の形からするとかなり不自然なずんぐりむっくり加減なので、
これが抱卵個体ということなんでしょうかね?
(ちなみにもうすでに新しい2匹は両方とも大きくなっていて、
どれが最初に来た個体(沙耶ちゃん)なのかはもう定かではありません)
ついに我が家にも真の意味で新しい命が……という喜びはもちろんあるのですが、
ウチの環境ではまず孵化してもプランクトン状態になった後の生育が不可能である上に、
そもそも孵化出来るのかすら怪しいという始末なので、
あまり素直に喜べないというか、かけてあげられるのは祝福のメッセージではなく、
「さあ元気に生まれて他の生体さんたちの身体の一部になるんだよ~」
というなんとも言えない言葉なのでした。
実際すでにスジエビモドキにツマツマされてますし……。
あ、あとそれとは他にもう一匹増えました【定期】
卵はまだ孵化した様子がないうえにさすがにそれにしては大きすぎるので、
ハネモにくっついてきたものだと思われます。
ところで、ウミウシが増えた件を書いた同じ日記で、
コノハミドリガイが亡くなったことにも触れていましたが、
何がどうなっててコノハさんが死んだと判断したのかについては明確には書いてませんでした。
というのも、状況が結構悲惨だったんですよ。
何しろ、つい数時間前まで立派な羽を広げてでハネモにしがみついてたコノハミドリガイの、
頭部だけがサンゴ砂の上に転がっていたのですから……。
そう、こんな風な。
ウミウシは身体がマズいから、貝殻がなくても他の生体には食われない!
という話はどこかで聞きつつも、
実際にはコブヨコバサミに襲われてるっぽい風景は過去にも見ていたので、
なんでこんな酷いこととは思いつつも、ああやられてしまったんだなあという納得がありました。
ヒトデなんかだとちぎれたところが再生してそのまま2体になったりしますが、
よく分からないけどウミウシは貝の仲間なんだからさすがに頭部だけでは生きてはいるまい……。
と判断して、新年最初の日記を書いたという経緯なのでした。
で、実は上の写真、つい先日ガラス面にはりついていたのを撮影したものでして。
ん? 元日にサンゴ砂に転がっていたのが13日にガラス面? という話ですが、
つまりこういうことだったりします。
生きてた(フラグ回収)
なんか頭だけで動いてる気がするのは当初からわかっていたんですが、
さすがに水流で動いてるだけだろうなとか、
あるいは残った細胞が刺激に反応して動いてるだけだろうなと思ってました。
しかし、頭だけになって約2週間、
こうやってガラス面をよじのぼったり水流に逆らって這ってみたり、
あるいは水面歩行をしてみたりという現場を見ると、
少なくとも生きていると言える状態であることは確かなようです。
ほんと逞しい限り。
そんなこんなで、またもやウミウシを通して生きるということに思いを馳せたユリウスなのでした。
今回はウミウシのお話を2つほど。
(なんかウミウシと磯遊びの話しかしてねえな……)
さて、我が家にミドリアマモウミウシがもう2匹増えたという話は以前させてもらったのですが、
それは即ち、お互いに繁殖可能な個体が同じ水槽に3匹いることを意味します。
どういうことかといいますと、ウミウシというのは基本的に雌雄同体であるらしいんですよね。
キチンと調べたわけではないですが、その「基本的に」の例外でなければ、
ウチにいるミドリアマモウミウシも同様に雌雄同体なわけで、
3匹がそれぞれと交尾ができちゃうわけです。
すると当然……
卵……と思われるものが水槽のガラス面に発生しました。となるわけです。
交尾してるところ産卵してるところを見たわけではないので確定とは言い難いですが、
ググった感じだと、やはりミドリアマモウミウシの卵ということでよさそうです。
そして近くにはこんなに大きくなったウミウシさんが……
元の形からするとかなり不自然なずんぐりむっくり加減なので、
これが抱卵個体ということなんでしょうかね?
(ちなみにもうすでに新しい2匹は両方とも大きくなっていて、
どれが最初に来た個体(沙耶ちゃん)なのかはもう定かではありません)
ついに我が家にも真の意味で新しい命が……という喜びはもちろんあるのですが、
ウチの環境ではまず孵化してもプランクトン状態になった後の生育が不可能である上に、
そもそも孵化出来るのかすら怪しいという始末なので、
あまり素直に喜べないというか、かけてあげられるのは祝福のメッセージではなく、
「さあ元気に生まれて他の生体さんたちの身体の一部になるんだよ~」
というなんとも言えない言葉なのでした。
実際すでにスジエビモドキにツマツマされてますし……。
あ、あとそれとは他にもう一匹増えました【定期】
卵はまだ孵化した様子がないうえにさすがにそれにしては大きすぎるので、
ハネモにくっついてきたものだと思われます。
ところで、ウミウシが増えた件を書いた同じ日記で、
コノハミドリガイが亡くなったことにも触れていましたが、
何がどうなっててコノハさんが死んだと判断したのかについては明確には書いてませんでした。
というのも、状況が結構悲惨だったんですよ。
何しろ、つい数時間前まで立派な羽を広げてでハネモにしがみついてたコノハミドリガイの、
頭部だけがサンゴ砂の上に転がっていたのですから……。
そう、こんな風な。
ウミウシは身体がマズいから、貝殻がなくても他の生体には食われない!
という話はどこかで聞きつつも、
実際にはコブヨコバサミに襲われてるっぽい風景は過去にも見ていたので、
なんでこんな酷いこととは思いつつも、ああやられてしまったんだなあという納得がありました。
ヒトデなんかだとちぎれたところが再生してそのまま2体になったりしますが、
よく分からないけどウミウシは貝の仲間なんだからさすがに頭部だけでは生きてはいるまい……。
と判断して、新年最初の日記を書いたという経緯なのでした。
で、実は上の写真、つい先日ガラス面にはりついていたのを撮影したものでして。
ん? 元日にサンゴ砂に転がっていたのが13日にガラス面? という話ですが、
つまりこういうことだったりします。
生きてた(フラグ回収)
なんか頭だけで動いてる気がするのは当初からわかっていたんですが、
さすがに水流で動いてるだけだろうなとか、
あるいは残った細胞が刺激に反応して動いてるだけだろうなと思ってました。
しかし、頭だけになって約2週間、
こうやってガラス面をよじのぼったり水流に逆らって這ってみたり、
あるいは水面歩行をしてみたりという現場を見ると、
少なくとも生きていると言える状態であることは確かなようです。
ほんと逞しい限り。
そんなこんなで、またもやウミウシを通して生きるということに思いを馳せたユリウスなのでした。
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[14]返信
アクアユリウス
2017年1月15日
>>6 バッカルコーン!クワッ >>7 卵生ませるまでは実質放置してただけなので非常に簡単でしたが、 これを孵化させて成体にできないと繁殖とはまだ言えないかなー、と思います。 海水の生物おもしろいですよ! 種類次第育て方次第では意外に簡単です! >>8 頭がすぐに見つかって、それより格段に大きい身体側は一度も見つからないので、今回の場合はなさそうですね。 実際千切れた後がどうなのかは…頭だけで生きてる時点でかなり想定外なのでわからなすぎますね笑 >>9 自分の場合は知的好奇心を非常にくすぐられる光景でした! >>10 ウミウシの専門家さんにぜひお聞きしてみたい…どこにいるんだろう… ともあれ、前のような可愛いらしい姿ではないですが、またしばらくはもちもちさんにコノハさんの近況をお伝えできそうです! >>11 貝の仲間にそんな能力が…?と思って軽く調べてみても、同様の言及をしてるのを見かけないので不思議なことしきりです。 >>12 うおおおおおおおお >>13 刺胞動物とはまた身体の仕組みが全然違いますからねえ…実験したことのある人がいたらぜひお聞きしたいところです |
[13]返信
mcc
2017年1月15日
ウミウシの再生力凄いですね! イソギンやバブルディスクをカッターで分割すると、どっちも再生して2個に増えますが、 ウミウシでも出来るのかな、なんて思いました まぁ気の毒で出来ないですけどw 移動速度みる限り超元気ですね! |
[12]返信
チャーリー
2017年1月15日
あぁぁぁあゎゎゎゎわ((((;゜Д゜)))) |
[11]返信
riparian
2017年1月14日
コノハさん復活!! しかし動画で見るとすごい体型になってますね。 確かウミウシは貝殻のない巻貝ですよね、こんな再生能力があるなんて知りませんでした。 |
[10]返信
もちもち
2017年1月14日
ふぁああw心臓が無い!?謎すぎるwでも動きがイイですよねwこれは貴重な記録になるのではΣ(゚д゚|||) |
[9]返信
osachi
2017年1月14日
頭だけになって動いてる動画みて自分でもよく分からない謎の興奮が襲ってきました。生きるということに思いを馳せざるを得ない日記です。 |
[8]返信
みやや
2017年1月14日
もしかするとカラダ側のコも泳いでいる可能性もあるのですかね? |
[7]返信
濱ホビット
2017年1月14日
水槽でウミウシ繁殖って(^^;) 海水はやはり憧れます(^^;) |
[6]返信
六花
2017年1月14日
>>5 なんと!それは知りませんでした! バッカルコーン!\\\\٩( 'ω' )و //// |
[5]返信
アクアユリウス
2017年1月14日
>>1 マクロレンズで撮ってるので、実際の大きさはこの白いやつの端から端で5mm足らずですね。 ここ以外にも産み散らかしてるので量は確かにかなり多いみたいですが笑 元のコノハミドリガイがどんなのかについては、お手数ですが自分の過去投稿、 あるいは"コノハミドリガイ"のタグの記事を見ていただけると写真が載ってます! まさにこれが頭だけで、全く逞しい限りです。 >>2 実はクリオネは(広義には)ウミウシの仲間なので、まさにその通りだったりします笑 こう見ると確かに仲間と言っても良さそうだなあと納得がいきます。 >>3 アクアラインに後姿の写真を投稿したのを覚えてらっしゃいますか? あれの背中についてる白い球状の物体が実は心臓で、この頭だけの写真を見るについてきて…ない…… というので最初見たときは死亡を確信していました。今でもどうやって生きてるのか不可解…… ヒラヒラの部分を自切するウミウシはいると聞いたことがあるのですが、これはちょっとやりすぎですねww >>4 無事――かどうかはともかく、生きていてくれたのは本当に嬉しいです! |
[4]返信
もっさりーぬ
2017年1月14日
凄い生命力ですね( ゚д゚) 諦めかけてからの無事は嬉しいですね♪ |
[3]返信
もちもち
2017年1月14日
うおおおおwコノハさん!!!生きてるwえぇぇぇすごい!この部分に心臓とか全部あるってことじゃないんでしょうかね~?(・∀・)驚きました!トカゲのしっぽ切りみたいなことですかね・・・?本体が切れてるけどw |
[2]返信
六花
2017年1月14日
なんかクリオネ的な生き物を見た気分ですね |
[1]返信
みおすけ
2017年1月14日
卵の量と大きさが凄いんですね。 これが頭部?それのみで生きてるとしたら逞しすぎ。 |