コリドラスのハイフィンを考える
cory-paradise
2017/12/08(金)18:19
Moi! こんにちは、cory-paradiseです。
唐突ですがBOØWYをご存知の方はいますか?
1980年代に一時代を築き上げた伝説のロックバンドです。彼等は日本の音楽史に多大なる影響を与えており、そのためBOØWY前、BOØWY後と時代を区切るほどの存在として称賛され、今もって語り継がれています。
もちろん、私にとっても青春の熱い1ページとして記憶に残っておりまして、彼等の髪の毛をツンツンに逆立てたスタイルに憧れ、仲間達と真似をしたものです。
まさに天を衝く勢いだった訳ですが、なにも体の一部を立てるのは人間だけではありません。
そう、コリドラスにも天を衝く者達がいるのです。今回はそんなお話をして参りましょう。
うん、我ながら上手い前振りが出来ましたね。
上機嫌で本題いってみよー。
コリドラスにおいて、背ビレが通常より伸張する個体をハイフィンと呼ぶのは有名ですね。
見た目もカッコ良く、何とも風格が漂う姿に憧れている方も多いことと思います。我が家にも背ビレが伸びるタイプのコリドラスが数種おりますのでご紹介致します。
Co.プルケール
Co.デルファクス
Co.ロブスタス
この他にもCo.スーパーシュワルツィが有名どころかと思います。
※今回の記事では、各ヒレが伸びるタイプ(ロングフィン)は除外させて頂きます。
そもそもコリドラスの背ビレは、個体の健康状態を観察する際のバロメーターの一つとして飼育者の間では認識されていると思います。つまり健康な個体なら背ビレを「ピン」と上げている。そうでない時は背ビレを寝かせている。といった感じです。
しかしハイフィンには、見た目のカッコ良さはあっても何かを知るためのバロメーター的な考え方は無かったと思います。
飼育下においては、飼いこまれた個体ほど背ビレが伸長するとも言われておりますので、そういった意味では飼育が順調かどうかのバロメーターかもしれません。しかし、個体別に意味を持っているとは必ずしも言えないのではないでしょうか?
今更ですが、私は生物に関する学問に通じている訳ではありません。つまり素人です。
これまでも「〇〇を考えるシリーズ」を掲載させて頂いておりますが、あくまで個人の感想と受け取って下さい。
コリドラスのハイフィンに何か意味はあるのか?
今回のお話はこれがテーマな訳ですが、意外なところでヒントを頂戴しました。
アクアライフ12月号にコリドラス特集記事が掲載されています。※皆さん、買いましょう!
その中にCo.ゼブリーナに関する記事が掲載されているのですが、そこにはなんとゼブリーナの背ビレは、ある時期を過ぎるとポッキリと折れてしまうとの掲載があるのです。
Co.ゼブリーナと言えば、近年紹介された非常にレアなコリドラスとして注目を集めています。他に類を見ない独特の体色と、背ビレが異常なまでに長く伸長した姿が有名ですね。
この背ビレは常に伸びているのかと思いきや実はそうではなく、繁殖期を迎えたオス個体が徐々に伸長し始め、繁殖期の終わりとともに折れてしまうそうです。
掲載記事はこちらから立ち読み出来ます⇒http://mpj.tameshiyo.me/4910014551275?page=7 ※公開終了の場合はご了承下さい
この場合で考えられることは、ハイフィンとは成熟したオスの個体別セックスアピールではないか?とゆうことです。
実際にコリドラスのオス個体は、発情すると各ヒレを伸ばしながらメス個体の周りでホバリングをします。私はこれをコリドラス達の繁殖準備が整ったとする目安にしていますが、その中にハイフィンのオス個体がいたら、明らかに他の個体との差別化になるでしょう。
・・・でも待って下さい。
ハイフィンにならないタイプのコリドラスは、どうなるのでしょう??
さらにもう一つ疑問が残ります。
例えばこちらのCo.コンコロールの場合。
この子達は生後1年程の若い個体です。成熟にはまだ程遠いはずですがハイフィン個体が目立ちます。雌雄判別も難しい段階なので、ハイフィンなのは必ずしもオス個体だとは言いきれません。
そして、この子たちの親個体。
こちらは逆に繁殖期を迎えているのにもかかわらず、背ビレは伸びていません。
となると、ハイフィン=オス個体の差別化アピールではないとゆうことになります。
ただ、注目したいのはハイフィン個体は、常にハイフィンではないとゆうことです。
このCo.コンコロール達も、背ビレがポッキリと折れてしまったことを経験しています。それは今回の仮説に、わずかばかりの可能性が残されているとゆうことではないでしょうか。
コリドラスのように種類が豊富で、生息域も広い生き物でしたら、分布していく過程や環境適応もあって、本来は意味があったけど、今は名残だけとゆう例もあるのではないかと思います。そうすると、ハイフィンにならない種についても、なんとなく説明できる気がします。
なお、この謎にお答え頂ける方、または論文などを知っているよ。とゆう方がいらっしゃったら、ご教授頂けると大変ありがたく思います。ただし、私が理解出来ない可能性もありますので、その点はご容赦下さい。
結局のところ私になど解ける謎ではないのですが、こういったお話を楽しんで頂けて、その上で飼育なさっているコリドラス達を観察すると、また一味違って見えるのではないでしょうか。
もし、そう感じて頂けたなら嬉しい限りです。
なにはともあれ、今も昔もハイフィンはイカしてるぜ!ってことですね。
それではまた。Moimoi!
唐突ですがBOØWYをご存知の方はいますか?
1980年代に一時代を築き上げた伝説のロックバンドです。彼等は日本の音楽史に多大なる影響を与えており、そのためBOØWY前、BOØWY後と時代を区切るほどの存在として称賛され、今もって語り継がれています。
もちろん、私にとっても青春の熱い1ページとして記憶に残っておりまして、彼等の髪の毛をツンツンに逆立てたスタイルに憧れ、仲間達と真似をしたものです。
まさに天を衝く勢いだった訳ですが、なにも体の一部を立てるのは人間だけではありません。
そう、コリドラスにも天を衝く者達がいるのです。今回はそんなお話をして参りましょう。
うん、我ながら上手い前振りが出来ましたね。
上機嫌で本題いってみよー。
ツッパリくん達の主張とは?
コリドラスにおいて、背ビレが通常より伸張する個体をハイフィンと呼ぶのは有名ですね。
見た目もカッコ良く、何とも風格が漂う姿に憧れている方も多いことと思います。我が家にも背ビレが伸びるタイプのコリドラスが数種おりますのでご紹介致します。
Co.プルケール
Co.デルファクス
Co.ロブスタス
この他にもCo.スーパーシュワルツィが有名どころかと思います。
※今回の記事では、各ヒレが伸びるタイプ(ロングフィン)は除外させて頂きます。
そもそもコリドラスの背ビレは、個体の健康状態を観察する際のバロメーターの一つとして飼育者の間では認識されていると思います。つまり健康な個体なら背ビレを「ピン」と上げている。そうでない時は背ビレを寝かせている。といった感じです。
しかしハイフィンには、見た目のカッコ良さはあっても何かを知るためのバロメーター的な考え方は無かったと思います。
飼育下においては、飼いこまれた個体ほど背ビレが伸長するとも言われておりますので、そういった意味では飼育が順調かどうかのバロメーターかもしれません。しかし、個体別に意味を持っているとは必ずしも言えないのではないでしょうか?
ツッパることが男のたったひとつの勲章
今更ですが、私は生物に関する学問に通じている訳ではありません。つまり素人です。
これまでも「〇〇を考えるシリーズ」を掲載させて頂いておりますが、あくまで個人の感想と受け取って下さい。
コリドラスのハイフィンに何か意味はあるのか?
今回のお話はこれがテーマな訳ですが、意外なところでヒントを頂戴しました。
アクアライフ12月号にコリドラス特集記事が掲載されています。※皆さん、買いましょう!
その中にCo.ゼブリーナに関する記事が掲載されているのですが、そこにはなんとゼブリーナの背ビレは、ある時期を過ぎるとポッキリと折れてしまうとの掲載があるのです。
Co.ゼブリーナと言えば、近年紹介された非常にレアなコリドラスとして注目を集めています。他に類を見ない独特の体色と、背ビレが異常なまでに長く伸長した姿が有名ですね。
この背ビレは常に伸びているのかと思いきや実はそうではなく、繁殖期を迎えたオス個体が徐々に伸長し始め、繁殖期の終わりとともに折れてしまうそうです。
掲載記事はこちらから立ち読み出来ます⇒http://mpj.tameshiyo.me/4910014551275?page=7 ※公開終了の場合はご了承下さい
この場合で考えられることは、ハイフィンとは成熟したオスの個体別セックスアピールではないか?とゆうことです。
実際にコリドラスのオス個体は、発情すると各ヒレを伸ばしながらメス個体の周りでホバリングをします。私はこれをコリドラス達の繁殖準備が整ったとする目安にしていますが、その中にハイフィンのオス個体がいたら、明らかに他の個体との差別化になるでしょう。
・・・でも待って下さい。
ハイフィンにならないタイプのコリドラスは、どうなるのでしょう??
ちっちゃな頃から悪ガキで!?
さらにもう一つ疑問が残ります。
例えばこちらのCo.コンコロールの場合。
この子達は生後1年程の若い個体です。成熟にはまだ程遠いはずですがハイフィン個体が目立ちます。雌雄判別も難しい段階なので、ハイフィンなのは必ずしもオス個体だとは言いきれません。
そして、この子たちの親個体。
こちらは逆に繁殖期を迎えているのにもかかわらず、背ビレは伸びていません。
となると、ハイフィン=オス個体の差別化アピールではないとゆうことになります。
ただ、注目したいのはハイフィン個体は、常にハイフィンではないとゆうことです。
このCo.コンコロール達も、背ビレがポッキリと折れてしまったことを経験しています。それは今回の仮説に、わずかばかりの可能性が残されているとゆうことではないでしょうか。
あとがき
コリドラスのように種類が豊富で、生息域も広い生き物でしたら、分布していく過程や環境適応もあって、本来は意味があったけど、今は名残だけとゆう例もあるのではないかと思います。そうすると、ハイフィンにならない種についても、なんとなく説明できる気がします。
なお、この謎にお答え頂ける方、または論文などを知っているよ。とゆう方がいらっしゃったら、ご教授頂けると大変ありがたく思います。ただし、私が理解出来ない可能性もありますので、その点はご容赦下さい。
結局のところ私になど解ける謎ではないのですが、こういったお話を楽しんで頂けて、その上で飼育なさっているコリドラス達を観察すると、また一味違って見えるのではないでしょうか。
もし、そう感じて頂けたなら嬉しい限りです。
なにはともあれ、今も昔もハイフィンはイカしてるぜ!ってことですね。
それではまた。Moimoi!
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[18]返信
cory-paradise
2017年12月13日
>>17 コリだらス さん 同感です。理屈としてはオス個体の差別化が一番しっくりくるんですがね。コリドラスはまだまだ奥が深いと惚れ直しました。カッコイイですよね、ハイフィン! |
[17]返信
コリだらス
2017年12月13日
ハイフィン→カッコいい ミーハーな私です(><) ハイフィンの子って特にオスが多いですよね ハイフィンだと体が大きく見える、オスとして優秀みたいな理由かな?なんて思っていますが真相はわかりませんね(^-^) |
[16]返信
cory-paradise
2017年12月9日
>>15 みやや さん そうゆう発想も面白いですね。ちゃりさんに言わせたら「折れたら大人になれん」なんでしょうけど。ww 水流の強さとハイフィンの関係は昔からまことしやかに語られているのですが、水槽内で実際に効果のあった事例は聞かないのです。意図的に作れたら楽しいでしょうが、個性として愛でる方が私としては好きですね。 |
[15]返信
みやや
2017年12月9日
ヒレ折れて立派な大人になりましたっていう儀式的なもんでしょうかね?(笑) 急流だとハイフィンのが流の抵抗は大きそうって感じますが整流されて安定するのかな? 伸びすぎた背鰭は流れに負けて折れるのか…個人的には少し伸びたくらいがかっこ良く思うんですけどね~♪ |
[14]返信
cory-paradise
2017年12月8日
>>7 プテルス さん 解散年生まれですか!?って事は一回り以上の差がある訳ですが、それでも同じ話題が出来るってやっぱ偉大ですわ。ロブスタスは大きくて迫力あって良いですよね。でも意外と性格は臆病なんです。 |
[13]返信
cory-paradise
2017年12月8日
>>6 ☆DNABOY☆ さん これはこれは、興味深い情報ありがとうございます。確かに背ビレをパタつかせるしぐさを目撃して、何なんだろなー?って思ってました。そうゆうことでしたか。 |
[12]返信
cory-paradise
2017年12月8日
>>5 riparian さん 我ながら、はじめて意味のある前振りが出来たと思います。なんかコメント欄が同世代会になりつつありますよ。ww |
[11]返信
cory-paradise
2017年12月8日
>>4 ちゃーりー さん そっち系の話題は敢えて避けていたのにー!ww 亜鉛を摂取しましょう。相手のせいにしてはいけませんよ。 |
[10]返信
cory-paradise
2017年12月8日
>>3 もちもち さん ポッキリいく時はやっぱり痛いのかなー?私もアクアライフ購入の帰り道にスキップしそうになりました。コンコロさんハイフィンになるといいですね。確実な方法がなくてお伝え出来ないのが残念です。 |
[9]返信
cory-paradise
2017年12月8日
>>2 jun さん ディフューザーを使用する話は私も信じていましたよ。まさに同世代のようですね。そのせいで未だに自分の水槽にはエアレーション目的で付けています。ちなみに効果は不明なままです。 |
[8]返信
cory-paradise
2017年12月8日
>>1 どぶがい さん なるほど防衛手段ですか。確かにシュワルツィは強めの毒を持っていて刺されると結構痛いんです。むかーし毒の強いハイフィンの種がいて、それ真似するとみんなが恐れるから流行った。って仮説も面白そうです。 |
[7]返信
プテルス
2017年12月8日
さっきTelephone boxコインは入れずに受話器置いたぜ♪ ここを何度練習したことか、ヒムロックとクレイジーギターを支えるメロディーラインの常松とまこっちゃん。 解散年に生まれた私ですが色褪せないですね、伝説です。 こんな私はロブスタスが好きです(^^) |
[6]返信
☆DNABOY☆
2017年12月8日
BOØWYは知っています(笑)、なるほど…BOØWYだわ~♪背びれを寝かせる…というより、パタパタするのは白点描のような寄生虫が原因らしいですね。けど、ほとんどが、生体の免疫でなんとかしちゃうらしいよ。 |
[5]返信
riparian
2017年12月8日
同世代なんだろうな~と感じつつBOØWYからハイフィンの話題になだれ込むとは思いませんでしたww |
[4]返信
ちゃーりー
2017年12月8日
最近、ぼくのハイフィンに勢いが無くなってきました。 歳のせいでしょうか?相手のせいでしょうか? (長崎県・同世代男性) |
[3]返信
もちもち
2017年12月8日
アクアライフの12月号は小躍りして買って読んでいます(*´∀`*)うちのコンコロさんも来年にはハイフィンになる可能性もあるのかなぁ楽しみですwでもポッキリいったら痛そうですね(;´Д`) |
[2]返信
jun
2017年12月8日
なんか同世代の匂いがプンプンします(^_^)b 私がコリドラスを飼い始めた頃何かで見た情報だとディフューザーを使って育てると立派なハイフィンになるなんてのを見た事があります 同種でも生息域によって水流に負けない為に背びれが丈夫に育つ地域個体の再現なのかと思い試したかったけど混泳魚もいるので断念しました(^。^;) |
[1]返信
どぶがい
2017年12月8日
うーん、背鰭の伸びが 性差でないとしたら、 防衛手段ですかね。 ヒレのとげに毒あったりするみたいですし。 細かいところを掘り下げるのも 面白いですよね🎵 |