コリドラスの飼育を考える
cory-paradise
2018/07/20(金)20:03
Moi! こんにちは、cory-paradiseです。
アクアリウムバスの余韻が冷めやらぬ今日この頃です。
あんなに混雑していた育成用の水槽が随分と寂しく感じます。これまでもブリード個体達を里子に出してきましたし何度も経験していることですが、今回ばかりは特段に感慨深く感じるものですね。
とは言え、浸ってばかりもいられません。
我が家のコリドラス達はほとんどがアダルト個体で手に入れたものですから、中にはご高齢者もいます。次の繁殖はもちろん頭にありますが、日常管理による状態維持は何より欠かせません。
そこで今回のシリーズではアクアリウムバスで旅立った子達を例にしながら、コリドラスの状態維持と管理方法のポイントについてお話ししてみたいと思います。もし購入された方が、これをご覧になって下さって何かの参考になれば実に嬉しいことですね。
ただし事前に申し上げますが、あくまで一例であることをご了承下さい。
それでは本編にまいりましょう。
コリドラスの飼育と言っても、実に幅広いものがありますよね。
いったい何から考えればよいのか迷ってしまうのが大半でしょうから、順を追ってお話してみたいと思います。そして、ある程度の飼育期間を経ると同じことの繰り返しになっていきます。そう考えるとそこまで膨大なお話ではありません。
ただし、漠然と繰り返すことと同じ結果を繰り返すことは全く別物であると覚えておいて下さい。
さてさて、ここからは導入時についてお話します。
導入で一番大事なことは飼育できる環境を整えておくことですが、そこは前提条件として水合わせからお話していきたいと思います。
コリドラスには色々な種がありますが、全てが同じ方法の水合わせで良いのでしょうか?
たとえば、コリドラスが毒を持っていることを知らない方は結構いらっしゃいます。
Co.ゴッセイやCo.シュワルツィは特に強い毒を持っており、輸送中のストレスなどで毒を出すことが知られています。中には自分の出した毒で中毒を起こしてしまい、最悪の場合は死んでしまうこともあるのです。また、他のコリドラスを一緒にして水合わせを行うと、やはり中毒を起こして最悪の場合は死んでしまうのです。
毒の強いコリドラスを購入する時は、必ず1匹ずつパッキングしてもらいましょう。
さて次に、中毒状態のコリドラスに何か応急処置はしなくて良いのか?
もちろんして下さい。水合わせと同時にエアレーションをしてあげるのが一般的な対応法となります。他にはパック内の水と飼育水を半々の割合でプラケに入れてから水合わせをする方法もありますが、これはちょっとリスクがあります。使用する飼育水に対して信頼が置ける状態でないといけません。少なくとも水換えを済ませた綺麗な水槽の水を使用してあげましょう。
ちなみにこの方法は毒の弱いコリドラスであっても長距離を移動してきた場合、たとえば通販で購入した時にも有効な方法だと思います。
※画像はCo.アッシャーです。
※エアストーンは水面付近にある方が水流を抑えることが出来ます。効果は変わりません。
導入する水槽は、水換えを済ませておく
パッキングは個別にしてもらう
毒の強いコリドラスは単独で水合わせを行う
水合わせと同時にエアレーションを行うことは有効である
ここからは、導入~しばらく(2週間程度)の期間についてお話します。
と言っても特別なことを行う訳ではありません。ただひたすら観察するのです。
たとえば、この画像のようにサイズの異なるコリドラスが同じ水槽に同居することは珍しいことではありません。コリ飼いの方ならよく聞くあるある話ですよね。
仮に小さい方が後から導入したとして、注意点はなんでしょう?
そうです。きちんと餌がとれているかどうか?を観察するのがポイントですね。
その他はどうでしょう?
コリドラス特有の動作が見られるかどうかも大切な観察ポイントです。
たとえば「もふもふ」もそうですし、「水面ダッシュ(腸呼吸)」や「腹ビレ立ち」など。こういったコリドラスならではの行動をしているかどうかが水槽に馴染んできているかどうかの判断目安となります。
特に「もふもふ」はコリドラスにとって重要な要素である底床との相性を見る上でも欠かせません。ちょっと話が長くなってしまうので詳しくはお話しませんが、よかったら底床に関してはコチラの記事を参考にして下さい。
※コリドラスの底床を考える⇒http://aqualbum.com/diary.php?id=1663&pnuserid=608
ネガティブ要素を見つけることも重要です。
たとえば底床に身体を擦りつけたり、痩せてしまっていたり、病気(ぴろぴろ等の寄生虫)に罹っていたり。はたまたヒゲやヒレに欠損があったり、奇形だったり。とまぁ現実には見たくないことばかりですが、こうゆう要素を観察することも大切なことなのです。
次回の記事でお話しますが、健康なコリドラスの特徴をしっかり把握しておくことが病気などのネガティブ要素を早期に発見することに役立ちます。
もし悪いことがあったとしても、目を背けずしっかりと観察しましょう。
コリドラス独自の行動をしているか?
病気の兆候が無いか?
身体の一部(ヒゲやヒレ)が欠損していないか?
ちょっと久しぶりのコリドラス記事でしたね。
その分、書きたいことも多くて毎度のことながら話が長くなりそうです。次回の記事ではコリドラスの給餌と、コリドラスの健康チェックの方法についてお話したいと思います。
実際の飼育法に触れたテクニックなどもいずれお届けしたいと思いますので、これからもお付き合い頂けると幸いです。どうぞお楽しみ下さい。
それではまた。Moimoi!
アクアリウムバスの余韻が冷めやらぬ今日この頃です。
あんなに混雑していた育成用の水槽が随分と寂しく感じます。これまでもブリード個体達を里子に出してきましたし何度も経験していることですが、今回ばかりは特段に感慨深く感じるものですね。
とは言え、浸ってばかりもいられません。
我が家のコリドラス達はほとんどがアダルト個体で手に入れたものですから、中にはご高齢者もいます。次の繁殖はもちろん頭にありますが、日常管理による状態維持は何より欠かせません。
そこで今回のシリーズではアクアリウムバスで旅立った子達を例にしながら、コリドラスの状態維持と管理方法のポイントについてお話ししてみたいと思います。もし購入された方が、これをご覧になって下さって何かの参考になれば実に嬉しいことですね。
ただし事前に申し上げますが、あくまで一例であることをご了承下さい。
それでは本編にまいりましょう。
コリドラスをお迎えしよう
コリドラスの飼育と言っても、実に幅広いものがありますよね。
いったい何から考えればよいのか迷ってしまうのが大半でしょうから、順を追ってお話してみたいと思います。そして、ある程度の飼育期間を経ると同じことの繰り返しになっていきます。そう考えるとそこまで膨大なお話ではありません。
ただし、漠然と繰り返すことと同じ結果を繰り返すことは全く別物であると覚えておいて下さい。
さてさて、ここからは導入時についてお話します。
導入で一番大事なことは飼育できる環境を整えておくことですが、そこは前提条件として水合わせからお話していきたいと思います。
コリドラスには色々な種がありますが、全てが同じ方法の水合わせで良いのでしょうか?
たとえば、コリドラスが毒を持っていることを知らない方は結構いらっしゃいます。
Co.ゴッセイやCo.シュワルツィは特に強い毒を持っており、輸送中のストレスなどで毒を出すことが知られています。中には自分の出した毒で中毒を起こしてしまい、最悪の場合は死んでしまうこともあるのです。また、他のコリドラスを一緒にして水合わせを行うと、やはり中毒を起こして最悪の場合は死んでしまうのです。
毒の強いコリドラスを購入する時は、必ず1匹ずつパッキングしてもらいましょう。
さて次に、中毒状態のコリドラスに何か応急処置はしなくて良いのか?
もちろんして下さい。水合わせと同時にエアレーションをしてあげるのが一般的な対応法となります。他にはパック内の水と飼育水を半々の割合でプラケに入れてから水合わせをする方法もありますが、これはちょっとリスクがあります。使用する飼育水に対して信頼が置ける状態でないといけません。少なくとも水換えを済ませた綺麗な水槽の水を使用してあげましょう。
ちなみにこの方法は毒の弱いコリドラスであっても長距離を移動してきた場合、たとえば通販で購入した時にも有効な方法だと思います。
※画像はCo.アッシャーです。
※エアストーンは水面付近にある方が水流を抑えることが出来ます。効果は変わりません。
水合わせのポイント まとめ
導入する水槽は、水換えを済ませておく
パッキングは個別にしてもらう
毒の強いコリドラスは単独で水合わせを行う
水合わせと同時にエアレーションを行うことは有効である
コリドラスを観察しよう
ここからは、導入~しばらく(2週間程度)の期間についてお話します。
と言っても特別なことを行う訳ではありません。ただひたすら観察するのです。
たとえば、この画像のようにサイズの異なるコリドラスが同じ水槽に同居することは珍しいことではありません。コリ飼いの方ならよく聞くあるある話ですよね。
仮に小さい方が後から導入したとして、注意点はなんでしょう?
そうです。きちんと餌がとれているかどうか?を観察するのがポイントですね。
その他はどうでしょう?
コリドラス特有の動作が見られるかどうかも大切な観察ポイントです。
たとえば「もふもふ」もそうですし、「水面ダッシュ(腸呼吸)」や「腹ビレ立ち」など。こういったコリドラスならではの行動をしているかどうかが水槽に馴染んできているかどうかの判断目安となります。
特に「もふもふ」はコリドラスにとって重要な要素である底床との相性を見る上でも欠かせません。ちょっと話が長くなってしまうので詳しくはお話しませんが、よかったら底床に関してはコチラの記事を参考にして下さい。
※コリドラスの底床を考える⇒http://aqualbum.com/diary.php?id=1663&pnuserid=608
ネガティブ要素を見つけることも重要です。
たとえば底床に身体を擦りつけたり、痩せてしまっていたり、病気(ぴろぴろ等の寄生虫)に罹っていたり。はたまたヒゲやヒレに欠損があったり、奇形だったり。とまぁ現実には見たくないことばかりですが、こうゆう要素を観察することも大切なことなのです。
次回の記事でお話しますが、健康なコリドラスの特徴をしっかり把握しておくことが病気などのネガティブ要素を早期に発見することに役立ちます。
もし悪いことがあったとしても、目を背けずしっかりと観察しましょう。
観察のポイント まとめ
コリドラス独自の行動をしているか?
病気の兆候が無いか?
身体の一部(ヒゲやヒレ)が欠損していないか?
あとがき
ちょっと久しぶりのコリドラス記事でしたね。
その分、書きたいことも多くて毎度のことながら話が長くなりそうです。次回の記事ではコリドラスの給餌と、コリドラスの健康チェックの方法についてお話したいと思います。
実際の飼育法に触れたテクニックなどもいずれお届けしたいと思いますので、これからもお付き合い頂けると幸いです。どうぞお楽しみ下さい。
それではまた。Moimoi!
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[6]返信
cory-paradise
2018年7月23日
>>5 コリだらス さん 初心者あるあるですが、知らなかったは仕方ないのですが、変化がわからなかったは悔やまれますよね。なので観察はもちろんですが、それを通じて良い状態を記憶しておく大切さを伝えてみたいと思ってます。 でもって、おかしいと思ったら水換え一番。大事ですよね。 |
[5]返信
コリだらス
2018年7月22日
ネガティブ要素を見逃してしまうのは本当に仕方ないですが、少しでも何らかのおかしな行動などを発見したらせめて換水でもしてあげておくと大事に至らなかったりしますよね ただでさえこんな暑い時期ですし面倒くさがらず先手を打つのが結果楽なのかもしれませんね |
[4]返信
cory-paradise
2018年7月22日
>>2 みやや さん おっと、補足ありがとうございます。仰るとおり袋に刺さることもありますのでパッキングを二重にするのは万一に備えて大事ですね。特に大きめの個体を購入した時はSHOP にお願いしてでもやってもらうといいですね。 是非とも触発されちゃって新しい子をお迎えして下さいな。ww |
[3]返信
cory-paradise
2018年7月22日
>>1 Hanekko さん コリドラスの毒の成分はタンパク性のもので、刺されると結構痛いのですがお湯に患部を漬けると成分が分解されて痛みが和らぎますよ。過去3回刺されました。w エビの水合わせほど緊張するものはないですねー。 エアレーションと点滴法が基本ですかね。 |
[2]返信
みやや
2018年7月21日
コリドラス熱も我慢して抑えてますけど日記なり見ると触発されますねw 前に一度パッキング袋が鰭のトゲが原因?かで水漏れした事があるのでそれ以来二重でお願いするようになりました(^^ゞ |
[1]返信
Hanekko
2018年7月21日
久しぶりのコリ記事ですね😁(笑) 毒って、どんな成分のものなんですかねー?? そして、受け入れ時のエアレーションが大事なのはエビも同じ! |